2012年07月19日 22時37分
最初にお断りです。名古屋地下鉄散歩と題してみたのですが、気が変わったので『名古屋・鉄道散歩』と変えてみました。中身が変わるわけではないのですが…。
さて今日は桜通線の「高岳」駅です。名古屋市営地下鉄の“都心”にある駅の一つと言えるとは思いものの、この界隈に通勤するか住んでいる人で無ければ、あまり利用する駅ではなさそうな気がしています。
壁画のタイトルは「森のかくれんぼ」。デザインは宮脇正雄氏、製作は谷川清喜氏。縦2メートル50センチ、横18メートルの堂々たる作品です。寄贈者はこの駅からというよりは東山線の「栄」と「新栄町」のほぼ真ん中にある中部電力株式会社です。
この作品の特徴ですが、解説によれば「森」に暮らす動物で、木々の間に隠れる(というかパズルのように組み込まれた)約400匹の動物を探すのが楽しみと思われました。重ねガラスでその様を表現されているのですが、蛍光灯や駅の改札などの映り込みが多く、動物探しは実物の壁画を見る分には何とかなるのですが、写真ではなかなかままなりませんでした。
地下鉄桜通線の壁画散歩もここまで来ると、結構な点数の大型作品を見ていることになり、それ自体美術館や博物館等で鑑賞することはあまり(殆ど?)ありませんし、また駅を転々とするのも面白くなり始めていました。
正直言ってこの散歩を初めた頃は、これほどの作品群に出会えるとは思っていませんでした。まあ軽く始めてみたのと言うのが本当の所です。