2012年07月20日 21時48分
名古屋で中日新聞夕刊を購読されている方しかわからない話でとりあえずお詫びします。本日(7月20日)の夕刊の10面に北海道『湿原巡り』が特集されていました。(中日新聞の夕刊では毎週金曜日に『旅』の特集があります)その記事に触発されて今日のブログを書くことにしました。
その北海道の『湿原巡り』の“代表選手”と言えばやはり「釧路湿原」であり、「鉄」的には「くしろ湿原ノロッコ号」でしょう。
私が「くしろ湿原ノロッコ号」に乗車したのは今から5年前の平成19年10月6日。ただこの列車の乗車が主たる目的だったわけではなく、平成22年(2010年)3月20日のこのブログで書かせていただいた釧網本線でJR北海道が試験運転していた『DMV』に乗るのが目的でした。少々話しがずれますが、そのDMVは体験乗車するための競争率が非常に高く、もともと乗るのは諦めていたのですが、確か9月頭にJR北海道に電話で問い合わせた時に10月7日なら1席用意が出来るとの話しがあり、二つ返事ならぬ一つ返事で「GO」の返事をしました。(写真は「細岡」駅ホームから撮影した「くしろ湿原ノロッコ号」です)
そしてDMVとセットで旅の目的にしたのが「釧路湿原(釧路川)」をカヌーで下ることでした。
この写真はその時(10月6日)にカヌー上で撮影したもので、もう何年前のことかすっかり忘れてしまいましたが、実はカヌーイストの野田知佑さんがカヌーで釧路湿原を旅するテレビを見て、 一度体験したいと思っており、『DMV』乗車決定の勢いで出かけることにしました。
中日新聞夕刊でもカヌーの写真が出ていましたが、それは釧路湿原ではなく「厚岸」の湿原でした。それはそれとして1枚目の写真に戻りますが、カヌーのコースはおおまかに言えば釧網本線の「塘路」から「細岡」の区間です。本来は「細岡」から出発地の「塘路」へは送迎車で戻るのですが、たまたま「くしろ湿原ノロッコ号」を「細岡」駅(定刻11:37発)でキャッチできることがわかり、で駅まで送ってもらい列車で戻ることにしました。
そしてその「くしろ湿原ノロッコ号」の車窓には釧路湿原の風景が広がり、写真で分かって頂けますでしょうか?カヌーも見ることができます。正にこのカヌーに乗って私も湿原巡りを楽しんでいましたが、列車の乗客の方たちはカヌーに向かって手を振り、カヌーの方たちも列車に手を振っていたのが印象的でした。
結果論としては、たった一区間ではありますが「くしろ湿原ノロッコ号」も手に入れることができた幸せな瞬間でした。
「旅」は素敵です。