2012年07月24日 20時47分

名古屋・鉄道散歩(5)地下鉄桜通線今池駅。

桜通線「今池」駅には2枚の壁画があります。

1枚がこの「サイエンス・オーシャン・ファンタジー」。

寄贈者はユニー株式会社。デザインは美塩英春氏、製作は谷川清喜氏。場所は地下1階コンコース通路にあります。

解説によれば「光あふれる透明な南の海に、さまざまな生命が輝き…」とあり、それが解説に書いてあるからではなく、実物を見ればそれが正にその通りであると実感できるはずです。

このブログでは、これまでも大きな壁画の全景+一部のクローズアップしか写真を掲載していませんが、この壁画に限らず、全景を見て、それから見る各パーツは、どこを切り取っても本当に楽しくなるものばかりです。今回もUPは一枚だけで申し訳ありませんが、やはり実物をみてほしいと思っています。

とはいうものの「鉄」の方にとっては、このシリーズは決して積極的に読みたくなる内容ではないでしょう。それでも、 “地下鉄のコンコース”だからこそこれだけ多数の大型壁画(もっとも壁画は通常、大きいものですが…)が存在できると私は考えています。これが地上の駅だとすると、例えばJRや名鉄・近鉄の駅にこうした壁画を常設展示するスペースはあるのでしょうか?皆無とは言いませんし可能な駅もあるでしょうが、桜通線のようにここまで連続する駅で設置するのは恐らく『否』でしょう。

壁の多い「地下鉄」があるからこの芸術が存在する…、と言うことだけではなく、やはり「駅」の主役(乗降客の存在)ではない、“脇役”にも目を向けてほしいと思っています。

 

ところで「今池」駅のもう一枚の壁画とは?

是非、探してみてください。実は今回の壁画シリーズをUPする際に、著作権法の観点から、必ず「壁画」の全景を掲載しています。ところが“もう一枚”の壁画はその全景を撮影するには少々、難しい場所にあります。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!