2012年08月03日 22時18分

大井川鐵道「生ビール列車」(5)。

「軌陸両用式作業車」とか「軌陸兼用車」と呼ばれる車両をこれほど間近に見たのはあまりありません。

要するに、軌道と道路の両方走れる車となのですがこの「軌陸車が好き」と言う人は決して少なくないはずです。と、書いておいて何なのですが、私にとっては普段は気にならないものの、見かけると妙に興奮する類(たぐい)のものです。

 

次は是非、線路上で活躍しているところを見てみたい(別に大井川鐵道でなくとも…)とは思うものの、ドクターイエローと同じくらいか、ネットで稼働情報を見かけない分(私の捜し方が悪い?)、希少性があるかもしれません。

この写真は車体の真ん中にある『ターンテーブル』(という名称で良いですよね?)と、軌道用の車輪です。何とも言い難い雰囲気が私に迫ってきます。

ところでこの大井川鐵道の「軌陸車」ですが、その荷台の後ろの方に、青色の塗装で消されてはいましたが、何となく『MEITETSU』の文字が読み取れます。車両区の駐車場に、廃車となったと思しき軌陸車があったので、その置換用にここにやってきたものと思われます。ただ私には名鉄の軌陸車の知識が全くないため、その出自が名鉄かどうかについてこれ以上、書くことが出来ません。

 

そう言えば北海道の釧網本線で乗車した「DMV」は、考えるまでもなく「軌陸車」であり、私は、軌道用の鉄輪と道路用のタイヤの切り替えを車両に乗って体験していることを思い出しました。だから何なのだと言われればそれまでですが…。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!