2012年08月04日 22時19分

大井川鐵道「生ビール列車」(6)。

この列車は「大鉄アドバンス 大鉄観光サービス」が旅行企画・実施を行うツアーで、大井川鐵道のHPでは“特選ツアー”のところに掲載されています。

そのツアーの参加者の多くは「金谷」駅発17:32で「新金谷」着17:36。「新金谷」からいよいよ客車に乗り込み、出発は18:12で「千頭」着が19:25となっています。で、我々の乗り込む列車は「新金谷」のホームに17:40頃入線してきました。そして早速ヘッドマークが取り付けられ、準備万端整い乗客を受け入れたのは18:00頃でした。と、さらっと書きましたが、ヘッドマークを付けての入線ではなく、ホームで付けていたのが意外でしたが、「かわね路号」がどうだったかが思い出せません。

このE10形電気機関車(この日の牽引機はE102)が大井川鉄道で走る姿は、さほど不思議には思わないのですが、よくよく考えてみれば昭和24年(1949年)製であり動き始めて半世紀を優に超えるオールドタイマーです。(定年まで2年を切っている私の年齢を軽く上回っています)

そして「生ビール列車」の名物が『展望車』。ヘッドマーク(エンドマーク?)は「かわね路号」でした。この展望車の車両形式・車両番号は「スイテ821」。自重は大井川鐵道HPによれば29.7トン。この重さは『お座敷車の「ナロ801」「ナロ802」と同じですので、車両形式の「スイテ」の“ス”は、きっと車両の重量ではなく、戦前の超特急「燕」の“展望車”の形式をもじっていると思われ、そんなところを見るだけで、結構楽しめる大井川鐵道です。

 



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!