2012年08月13日 19時40分

名古屋・鉄道散歩(14)地下鉄桜通線鶴里駅。

「鶴里」駅の壁画は改札の中にあり、そのタイトルは「人々の肖像」。

解説には『この壁画は、住宅地として駅のイメージシンボルを「この地に住まう人々」とし、深い絆と愛情で結ばれた家族の姿を、表現しています。』とあります。

壁にその殆どが埋め込まれたような金属球が特徴的で、これに行き交う人々(この地に住まう人々)の姿が反射して映されるのが印象に残ります。壁画の場所は改札の真正面にあり、少なくとも電車に乗ろうとする人には必ず目に入るはずなのですが、日々の駅利用者の方に、どれほど認知されているのかが心配です。

 

また壁画ではないのですが、上の写真の左端、壁画の前に何かあるのが見て取れるでしょうか?ここには『生花』が置かれており、どういう経緯でここに置かれているのかまではわかりませんが、常時あるようです。心が安らぎます。

 

ところで地下鉄が『開業する』と言うこと、地下鉄が『延長する』とはどういうことでしょう?一寸言葉足らずな言い方で申し訳ありませんが、「開業するということ」で言えば、ここ「鶴里」や「野並」界隈では、『開業』した平成6年以降、マンションが目に見えて増えて行きました。

一方『延長』はと言えば、昨年3月に「徳重」までの区間が開通し、「桜本町」「鶴里」から「野並」(徳重)方面への乗客が登場しました。それとこれは「野並」駅を利用している方に聞いたのですが、『朝出社の時に座れなくなった』『帰宅時の電車も乗客が増え、前の様に座れなくなった』のだそうです。まあその嘆きは理解できますが、致し方ないですね。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!