2012年08月22日 22時56分

「天竜浜名湖鉄道」(天浜線)文化財めぐりの旅(7)。

お昼時にかかる時間帯で『「天竜浜名湖鉄道」(天浜線)文化財めぐりの旅』をする場合、一番の思案のしどころがどこで昼ご飯を食べるかという点です。

選択肢はいくつかあるのですが、ここはやはり「西気賀」駅の“駅ナカレストラン”を選択することにしました。

「西気賀」駅には11:55着。TH2104号の“パノラマ”展望シートならぬ運転席横の特等立席からみた「西気賀」駅は、如何にも昭和の国鉄駅、しかも典型的なローカル線の駅に入線した感じでした。その存在全てが私にとって懐かしくもあり、しかもここには『現役』の存在感があり、感慨無量でした。

この駅にも2つの登録有形文化財が存在します。まずはこの「本屋」です。ホームを切りかけてそこにある階段は、以前はどこでも見られた光景ですが、最近ではあまり見かけません。列車を降りてこの構内踏切を渡り、階段を上り改札の木製ラッチを通り抜けた時「昭和の時代を知っている」自分が妙に愛おしく思えました。まあ、単にそれなりの年齢にただ達しているだけなのですが…。

そしてこの駅舎を正面から見て出入り口の左側、昔は駅員さん達が忙しく働いていた場所が今はレストランになっています。

店の名前は「グリル八雲」。以前がどうであったかは知りませんが、今の営業時間は、平日が(火曜日は定休日)は11:00~14:00のランチタイム営業で、土日祝は11:00~19:00で食事ができます。

昼間の列車のほぼ1時間間隔は、ここで昼食を摂るには丁度良い時間で、いつものひたすら“乗っているだけ”を少し反省し、ゆっくりとレストランの客となりました。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!