2012年08月27日 21時25分

大物車「シキ」走る!

土曜日(8月25日)に行われた24時間テレビのイベント「芸能界鉄道研究会 鉄研」のトークショーで、南田裕介さんが「明日の日曜日(8月26日)は、大物車「シキ」を追いかけています!」と発表したところ、日産名古屋ギャラリーの会場に集まった観客の方から「写真が見たい!」という声があがり、その際、南田さんの代わりに私のこのブログで写真をUPすることになりました。

で、そのお約束の「シキ」がこの写真です。撮影は当然ですが南田裕介さんです。

「本当に良い天気ですねぇ。」と言った感想はともかく場所はJR東海道本線「木曽川」駅から「岐阜」方面に暫く歩いて行った定番の撮影スポットです。

ところで「シキ」の撮影場所の選定は、私が思うに鉄道写真のジャンルにあっても他の車両とは少々事情が異なっていると考えます。まず「シキ」が「シキ」たるゆえに、絶景ポイントで風景に溶け込むような列車の美しさよりは、やはり積荷が何であるかがわかることが肝心でしょう。また正面から狙いすぎても積荷がわかりません。

ということで、名古屋にお住いの「鉄」の方ならご存知の方も多いと思う写真集『僕はパノラマカー』を出版された鉄道写真家・古池直之さんにも撮影場所選びに入って頂き、吹田~東海道本線~中央本線~春日井と走る列車ならややどころか定番すぎるかも知れないがここは無難にこの場所を勧めた次第です。

※朝の時間帯で『順光』であることも前提の一つでした。

撮影した時間は8:50過ぎとのことで、この後は稲沢で20分停車の後、春日井に10:04到着でした。さて南田さんのこの写真を撮影た後のスケジュールですが、「木曽川」駅に急ぎ戻ったものの、結局「稲沢」では追い付けず、是非にと願っていた「名古屋」駅“通過”する「シキ」も見ることができず、結局「春日井」でやっと巡り合ったそうです。

それにしても見慣れない光景ではありましたが、面白さへの興味を惹くには十分でした。

 

 

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!