2012年09月12日 20時38分
さて今回は私の「転車台萌え」のパーツを紹介しましょう。等と勿体をつけるほどの事ではないのですが、2つの線路が1つになり、車両が行き来できるようになる部分です。(リベットも結構GOODですが…)
線路が回転方向にずれが起きないように“本線”と青色の短いブロックの間の「かすがい」のような存在が、地味ながら「私がいなければ転車台は役に立たない」と主張しているようで結構好きです。最初、形状的には「楔(くさび)」のイメージもあったのですが、形よりは役割を考え、「かすがい」と表現してみました。
次に転車台を支え、スムースに回転されるレールと車輪の部分です。踏面が平らな車輪は、まるでケーブルカーの対の一方のようですが、それはそれとしてこれだけで「鉄」心を擽(くすぐ)ります。
転車台のこの“橋”の部分の銘板には旧字体の『鉄道省』の文字、『横河橋梁製作所』『昭和十二年』の文字が見えます。ただ資料にはこの転車台が建設されたのは昭和15年とありましたが、“橋”の部分が先に作られ、遅れて本体も含めて完成したということでしょうか?この辺りは推測です。ご容赦ください。
文化財としても登録名は「天竜浜名湖鉄道機関車転車台」ですが、今、機関車がこの場を通ることはありません。(…ですよね。)