2012年09月14日 21時44分

新瑞橋駅のレール交換。

毎日見慣れた風景というより、慣れ過ぎていてそもそも能動的に見ることのないモノがあります。例えば、それが線路だったりします。写真は名古屋市営地下鉄名城線「新瑞橋」駅の「八事」・「本山」方面の線路で9月10日(月)に撮影しました。「このレールはいつ交換されるのだろう?」とこれを見て思ったのですが、地上を走る鉄道なら否応なくレールは目に入るものの地下鉄の場合、私だけかもしくは並ばなくともゆったり乗れる時間に通勤しているせいかもしれませんが、いつもなら線路を見下ろせる場所で電車を待つことは殆どなく、かつ電車が入線してから移動するのでレールを見下ろすことはあまりありません。

ということで交換用のレールがいつからここに置かれていたかは私にはわかりません。もっと情けないことに、交換用のレールを見ておきながら、先頭車もしくは最後尾の電車に乗ってこれがどこまで続いているかを確認することもしていません。あくまでも通勤時の一コマであって、いつものドアから乗っていつものドアから降りるという何も変わらない日常の日々が続いていました。

もう一つ言えば、「新瑞橋」駅の「金山」方面の線路は、この状況にあっても確認していません。

そして今日(9月14日)、「新瑞橋」駅で「そういえば」と思ってレールを確認したらすっかり取り換えられていました。

そしてこれまで大勢の人を運んでいたレールのボルトで固定されていた部分が確認できたとき、抒情的に書けば「ご苦労さんと声をかけました」となるのでしょうが、今回の私はそうはならず、「成程、こんな風になっているのだ」と構造的な興味を満たした次第です。

ところで今回は名城線だったからそれでも気づいたのですが、桜通線のようなホーム柵のある駅でわざわざ線路を覗きこみことをしません。きっと人知れず交換工事は行われているのでしょう。

 

  1. かえで より:

    私のつい最近、鶴舞線、八事駅の上小田井方面ホームで同様な光景を見ました。
    ただ、交換用のレールは鶴舞線は1067mmの狭軌のため、現レールの外側に置かれていました。
    それにしても、どうやってあの地下に持ち込むのか?、地上の日進工場から輸送するのか?どなたかレール搬入方法をお分かりの方、コメント下さい。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!