2012年10月07日 21時39分

シンガポールの公共交通(5)。

今回の写真は、日本だけではなく、恐らく珍しい風景です。何が?それはこの車両が先頭車だからです。左側のシートに座る女性の頭の上に」窓があり、そこから車外の風景が覗いています。

この線は「北東線」で、Wikipediaによれば『世界初の地下鉄のよる全線無人運転』とあり、たまたま先頭車に乗ったことで気付いたもので、偶然の行動が無ければその事実を私が知ることはありませんでした。そして親子連れが座っている右側のシートと先頭部分には空間があり、そこは“パノラマ”とまでは言えないまでも全面展望が細やかながら見える特等『立席』で、そこに陣取れば他の乗客には全く迷惑の掛からない理想的なお立ち台となっていました。

まずはそこからの情景を一枚。先に見える白い部分は駅なのですが、完全に白く飛んでいるので、ある種幻想的ですらあると自画自賛させて頂きます(冗談です。悪しからず)が、実際には残念ながらあまりファンタジーな光景とは言えません。

こちらはホームで停車中にその行先を撮影したもので、灯りがあるので色々なものが多少はっきり写っています。右側の青色の点灯は、恐らく信号機のようなものではないかと思いましたが、左側の白い点灯は何の役目があるかについて推理すらできませんでした。それにしても無人運転なのですが…。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!