2012年10月14日 19時38分

シンガポールの公共交通(10)。

シンガポールのお別れに「チャンギ国際空港」のターミナルを繋いでいる「スカイトレイン(Skytrain)」です。実は当初、このスカイトレインに乗る『必要』は全くなかったのですが、今シリーズ(1)で紹介しました「シンガポール・ツーリスト・パス」のデポジットを返してもらうために乗車しました。どういうことでしょうか?私が搭乗予定の航空会社が発着するターミナルにはMRTの駅がなかったことによるものです。ところで先に書いた『必要は無かった』という言葉について、同行者からは“正しい表現ではない”とその時に異議を唱えられていました。本音は“ラッキー”というか“嬉しい展開”でした。

さてLRTと雰囲気が似ている車両が、ここスカイトレインでは単行もしくは2連で運用されており、お約束の話しで恐縮ですが車内の握り棒はMRT・LRT同様三つ又となっていました。

このように立体交差もあって“新交通システム”を活用した『ターミナル連絡用』交通機関という“こじんまり”とした印象ではなく、町の動脈としての公共交通機関といっても差し支えない感じでした。

その先頭部分からの展望はご覧の通りのなかなかのもので、シンガポールの到着時に楽しむのは難しいでしょうから帰途の際にでもお試しあれ…。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!