2012年10月23日 20時49分

北海道への道(7)「青森」駅にて。

13:03に「新青森」を出発した「スーパー白鳥19号」は「青森」に13:10に到着。ここで7分停車。かっては上野・大阪からの“長大編成”の長距離列車が到着する度に、青函連絡船に乗り込む乗客が先を争っていた広々としたホームも今は…。

私が連絡船に乗ったのは4回(2往復)。最初は1974年(昭和49年)2月8日、上野発20:50の201レ急行「十和田2号」は26分遅れて9:30に「青森」に到着。連絡の7便「大雪丸」は15分遅れで「青森」を出発しました。正に石川さゆりの『津軽海峡冬景色』の世界でしたが、息でくもる窓のガラスをふいてみても小雪舞う冬の海に「竜飛岬」は見えませんでした。

「青い森鉄道」が開業してもう10年。「青森」駅に停まっていた電車は「701-101」+「700-101」という「青い森鉄道」開業時の新製車両でした。しかしこの電車をじっくり見る時間はなく、「スーパー白鳥」の「青森」到着から3分後の13:03に「八戸」に向けて出発していきました。

キャラクターのイラストも可愛いこの電車。私の鉄道ライブラリーにまた一つ新しい歴史が刻まれました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!