2012年11月03日 20時57分
10月27日(土)から、「苫小牧」~「室蘭」間は電化路線にも関わらず、普通列車は気動車・ワンマン化されました。(特急「すずらん号」用の電車で運転される普通を除く)
もっとも10月12日時点でも、「東室蘭」(14:49発)から「室蘭」(15:02着)まで乗車した438Dは、「苫小牧」始発(13:23発)の「室蘭」行きですので、全区間を気動車でありながら架線の下を走っており、今回のダイヤ改正はまあ特に驚く事態とは言えないでしょう。それでも架線のある室蘭本線の区間を走る客車列車・貨物列車はDL牽引ですし、何のための『室蘭電化だった?』と言いたくなります。まあ“合理化”“経費の削減”と言った事情と老朽化した711系対策を考えれば、利便性が減るということではなさそうなので、致し方はないでしょうが、電気関係のランニングコストは電車の本数とはリンクしないと思われます。
到着した「室蘭」駅は、昭和52年当時の場所から1.1キロ「東室蘭」側に移転しており、駅前の『地球』のモニュメント(※)も誇らしげな新しい駅舎になっていました。
※室蘭市の観光地「地球岬」に因んでいます。
以前使われていた「室蘭」駅の駅舎がどうなっているかと言えば、今も以前と同じ場所に残され室蘭市の「観光案内所」としても機能しており、国の登録有形文化財にもなっています。そうっ!私が「室蘭」駅を目指したのは、新しい「室蘭」駅を見つつ、旧「室蘭」駅の“今”を見たいと思ったからです。恐らく広い構内を誇っていたはずですが、そこは線路はなく、もっと言えば新「室蘭」駅と旧「室蘭」駅の間には真新しい大きな建物が建っていました。