2012年11月04日 20時19分
上の写真は昭和52年2月16日、現役の時代の「室蘭」駅です。そして下段は平成24年10月12日の保存・活用されている「室蘭」駅です。35年と言う歳月の流れもありますが、明治45年の建築当時の姿に戻す工事が行われたようで、一部に差異が見られました。大きなものでは駅正面にある駅のシンボルともいえる「駅名の大看板」が“昭和”では左から文字が並んでおり、“平成”では右から文字が並んでいます。
昭和52年の私の動きですが、宿泊していたのは『苫小牧』で、「苫小牧」発8:46(所定の時間は8:40)の202D急行「ちとせ1号」に乗車し、上段の写真の「室蘭」駅に降り立ったのは9:45(所定では9:40)でした。
ただ8分の滞在時間で、「室蘭」発9:53の563D(豊浦行き)に乗っており、道理で「室蘭」駅の写真は残っているものの、記憶が一切ないのも然りと思いました。と強がってみたところで何ということはないのですが、35年も前の“乗り鉄”は、乗車券・入場券・少しの写真は残っているものの記憶の方はさっぱりと言うのが実情です。
その“記憶にない”「室蘭」駅の中はご覧のようにガランとしており、この中に「駅」の機能がどう入っていたかを予想することは難しい感じです。ただ上を見上げればこんなお洒落な絵を見つけました。
恐らく“昭和”の時代にもあったのでしょうが、私の心にそこまで注目できるほど心に余裕がありませんでした。