2012年11月05日 18時20分
「室蘭」駅から16:17発「札幌」行き「すずらん7号」に乗車。「東室蘭」までは普通列車。特急の末端区間が「普通」というのは、パッと思いつくのはJR四国の「むろと号」の「牟岐」~「海部」間だったりします。他にはもう随分前になりますが、特急「南紀」でも「新宮」~「紀伊勝浦」間が普通となる列車がありましたし、JR九州の「有明」が豊肥本線に普通列車として乗り入れた時代もありましたよね。
いずれにしろ全列車が末端区間で普通となるのは、JRでは今はここだけではないでしょうか?
今回乗車した785系は「NE-1」編成。トップナンバーの車両に乗るのは“一寸お得”感がありました。
その先頭車両の貫通扉のガラス部分の展望はこんな感じです。「広々」ということは無いのですが、まずまずの展望でしょう。乗務員室のすぐ後ろに乗降用ドアがありますので乗降時を除き、この場所を占拠していても、他の乗客の迷惑になることはあまりないでしょう。
ところで利用状況ですが、高速バスとの熾烈な競争はあるものの走行時間では鉄道が圧倒していることもあり、「室蘭」から一駅ごとにお客を拾い、「苫小牧」を出るころには60~70%位だったでしょうか?まずまずと言ったところでしょう。
こうして35年ぶりの「室蘭」駅探訪は終わりました。
かっての記憶は蘇りませんでしたが、新しい記憶を作るという意味で、『乗り直し』(再訪問)は楽しかったです。
「一度乗っているから…」としてあまり「乗り直し」をしていない私ですが、時は確実に刻まれている訳で、これからまた『全線完乗』にチャレンジするといったような“無謀”というか“壮大”なことは思っていないものの、少しずつ“新しい”鉄旅をしていきたいとは秘かに考えています。