2012年11月06日 22時56分

「時刻表」に無いバスの旅「稲見」行きと思っていたら…。

時刻表を買う目的は…、

1)旅行等に出かけるために購入

2)趣味で毎号購入

3)大きな改正時のみ購入

等が挙げられます。私はかっては2)の毎号買っていたのですが、その後、大きく後退して3)の『大きな改正時』となり今となっています。

1)の旅行に出かけるための目的の購入では、北海道を網羅した「道内時刻表」を都度、今なら名古屋駅前の三省堂もしくは北海道に渡ってから買って使用しています。今回の10月11日からの旅では、直前に三省堂で購入して持っていきました。

で、「稲見」へのバスの旅ですが、てっきり「道内時刻表」には載ったことが無いと勝手に思い込んでいたのですが、NPO法人「名古屋レール・アーカイブス」のYさんから1998年10月号の「道内時刻表」(1998年当時は弘済出版から発行。今は交通新聞社から発行)に掲載されていましたとの連絡と、肝心な部分をスキャンした画像データを頂きました。

江差ターミナルからの片道のみをUPしましたが、この連絡を受け、11月3日・4日に家探しを敢行しました。何せJTB時刻表が団積みしてある場所には見当たらず、それでも買った記憶はあったため、結構時間を取られたものの何とか2007年(平成19年)10月号の道内時刻表を一冊発掘しました。その年の10月7日、釧網本線のDMVを乗りに出かけた時に購入したものですが、そこにもちゃんと「江差ターミナル」~「稲見」間のバス路線・時刻が掲載されていました。

それを何故私は見落としていたのでしょう?まず索引の地図には、「稲見」のバス路線は出ていません。言い訳がましく聞こえるかもしれませんが、目的地以外の「鉄道」の時刻を眺めることはあっても、「バス」の時刻をくまなく見たことは、私の経験上ではありませんでした。それにしてもYさんの連絡が無ければ「時刻表に無い旅をした」とこれからもズーっと思い込んだままでしょう。この場をお借りして御礼申し上げます。

ところで2007年と2012年の道内時刻表を比べて分かったことが…。2007年の時刻表には細かいと言っては、利用されている住民の方には失礼な言い方で申し訳ありませんが、「稲見」だけではなく、道内各地のバスの時刻が、現行の道内時刻表と比べ、相当に多く掲載されていました。現行の内容がどういう理由から“合理化”されたかまでは分かりかねますが、これは正直言って驚きの発見でした。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!