2012年11月07日 23時02分

平成24年の札沼線=学園都市線(1)まずは札幌駅。

平成24年10月13日(土)、「はやぶさ」グランクラス乗車、「江差線」の少々気の早い名残り乗車、「稲見」行きのバス、「室蘭」駅の変貌の確認と2日間たっぷりと楽しんだ私は、この日はのんびりと過ごすことにしていました。目的地は「石北本線」の「遠軽」駅。別段到着しなければならない時間があるわけではなく、取り敢えず着いてホテルに入って寝るだけというスケジュールでした。いろいろな行き方を考えて、最終的に選んだのは「札沼線」(学園都市線)札幌口の気動車列車の名残り乗車と、1974年(昭和49年)以来何と約40年ぶりとなる「新十津川」駅までの全線乗車でした。

さて、駅に到着してまず目に飛び込んできたのは10月12日(金)に大雨で根室本線「白糠」~「西庶路」間での線路への土砂流入による列車運休のお知らせ。釧路在住の知人もこの影響を受けたようでしたが、鉄路の運休は、日頃の定時運転の信頼度が高いだけに突発的な出来事への対応は大変だったと察しています。

札幌駅の構内にSL型のからくり時計があります。撮影時の時計の針は8時13分。毎正時には音も奏でられるとのことですが、私は残念ながらそれを確認したことはありません。

その名はズバリ「SL時計」。この前で待ち合わせをしている人もおられたので、地元では知られた存在なのでしょうが、私の記憶には不思議なことにありません。ここ4~5年、仕事とプライベートの両方でほば年1回ペースで札幌に来ているのですが…。考えてみれば、まず札幌駅でこうした“観察”をしていることは極めて例外であることに思い至り、それだけではなくコンコースが2本あり、必ずしもSL時計のある“西コンコース”の改札を利用するわけではないこと。また必然的に“西コンコース”を利用したとしてもこの前を通るとは限らないことであったり、駅を降りて目的地に猪突猛進(その逆に駅についても真っ直ぐにホームへ)で周りを観察する心の余裕がなかった…とか。すでに設置されて10年以上の月日が経過しているようですが、まあこうした発見も楽しい、のんびり「鉄」旅です。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!