2012年11月19日 22時00分

特別快速「きたみ」で遠軽へ(3)「奥白滝」~「白滝」。

平成24年10月13日(土)、特別快速「きたみ」の乗車を選択した理由は、「奥白滝」(現・信号所)「上白滝」「白滝」「旧白滝」「下白滝」の「白滝」駅シリーズを見ること。全駅下車と言った“野望”を持ち合わせるほどの根性は私にはないので、まあお手軽『乗り鉄』風、全駅“体験”ということにしました。

まずは平成13年まで駅だった「奥白滝」駅(現・信号所)です。“駅”に近づくにつれ、「奥白滝」と書いた黄色の標識が現れ、やがて一線スルーではなく、両開きのポイントが目に飛び込んできました。古びた廃駅舎だけが「どっこい、まだここは(信号所として)役にたっているよ」と主張しているようでした。その「奥白滝」信号所は16:22に通過。さあこれからは日没との戦いです。何せここは北海道。日没時間は名古屋より早いのです。

「上白滝」駅は1面1線。駅舎の右側に民家らしき建物が写っていますが、停車する列車1日1往復!という「全駅下車」を鉄道利用だけで挑戦するのは、あまりにも無謀と言える駅です。さて朝の7:04着の上川発遠軽行き4621Dで下車して、17:08発の遠軽発旭川行きの列車4626D(隣の「上川」まで1時間8分かかることで有名!)に乗る人はいるのでしょうか?いるのかもしれませんね、夏には…。但し、食事・水など周到な準備が必要そうです。特別快速「きたみ」は快調に飛ばして「上白滝」駅を16:27に通過。

時計塔のある洒落た感じの「白滝」駅には16:32に到着。特急の停車駅にも関わらずご多分にもれずここも無人駅です。自動閉塞式とあって「運転要員」もおらず、長大なホームに到着した単行列車がかえって侘しさを感じさせてくれました。でもこの駅でロングシートに別れを告げ、クロスシートに席替えと相成りました。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!