2012年12月16日 19時59分

10月27日、「直方」の街歩き。

直方の街を歩くのは2度目。昭和53年(1978年)2月1日以来です。その時は国鉄「直方」駅に16:20に到着し、時刻を確認していない筑豊電鉄「筑豊直方」駅をひたすら目指しており、わき目も振らず歩いていたはずです。

30有余年の時を過ぎて何だか初めてゆっくりと歩きました。今回の九州1/4周位の旅は、「直方」まではちゃんと時間を調べていましたが、そこからは一応、予約してある福岡空港発19:30の中部国際空港行きに間に合えば良しとしており、こんな感じで回れればいいなあと思れるルートだけは決めておいたのですが、『駄目なら変更』ともの凄く軽い感じでした。そんなこともあって写真の左側にチラッと見えるアーケード街に入ってみることにしました。

商店街の名前は『ふるまち通り』。地名は漢字の『古町』なのですが、アーケード街の看板には柔らかい印象の平仮名の「ふるまち」の名がありました。道路が交差している場所の屋根には明るく色鮮やかな「ステンドグラス」がはめ込まれていました。

かっては多くの市民たちがこのステンドグラスの下を行き交い、私のようにふと足を止めて上を見上げ、『その美しさに日本の産業の牽引役としての誇りを感じていたのではないでしょうか』などと言ったら大袈裟すぎるでしょうか?

とはいうものの土曜日の午後とは思えない閑散ぶりはいずこも同じ地方の商店街。でも、名古屋ではなく直方市内に家があるなら買っていきたいものがありました。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!