2012年12月16日 19時59分
直方の街を歩くのは2度目。昭和53年(1978年)2月1日以来です。その時は国鉄「直方」駅に16:20に到着し、時刻を確認していない筑豊電鉄「筑豊直方」駅をひたすら目指しており、わき目も振らず歩いていたはずです。
30有余年の時を過ぎて何だか初めてゆっくりと歩きました。今回の九州1/4周位の旅は、「直方」まではちゃんと時間を調べていましたが、そこからは一応、予約してある福岡空港発19:30の中部国際空港行きに間に合えば良しとしており、こんな感じで回れればいいなあと思れるルートだけは決めておいたのですが、『駄目なら変更』ともの凄く軽い感じでした。そんなこともあって写真の左側にチラッと見えるアーケード街に入ってみることにしました。
商店街の名前は『ふるまち通り』。地名は漢字の『古町』なのですが、アーケード街の看板には柔らかい印象の平仮名の「ふるまち」の名がありました。道路が交差している場所の屋根には明るく色鮮やかな「ステンドグラス」がはめ込まれていました。
かっては多くの市民たちがこのステンドグラスの下を行き交い、私のようにふと足を止めて上を見上げ、『その美しさに日本の産業の牽引役としての誇りを感じていたのではないでしょうか』などと言ったら大袈裟すぎるでしょうか?
とはいうものの土曜日の午後とは思えない閑散ぶりはいずこも同じ地方の商店街。でも、名古屋ではなく直方市内に家があるなら買っていきたいものがありました。