2013年01月03日 20時06分

『C57 87』の冬

昨日に引き続き、昭和49年(1974年)2月15日の宗谷本線「名寄」駅でのスナップ。こちらは下り「稚内」行き321レ。牽いているのは『C57 87』です。

機関車の足元で巻き上げている『雪』が如何にも北国らしい“情緒”を醸し出していますが、これは厳しい自然の証であり、駅構内でこの雪煙と言うことは、この先の行路が思いやられる光景です。とはいうもののその道を私はC55と共にやってきたのですが…。

さてこちらは“カラー写真”の『C57 87』です。このコマはたまたま出てきたネガをスキャンしたのですが、2コマだけが切り取られており、不思議な感じです。この頃、カメラを2台持ち歩くことは考えられず、ひょっとしたら別日の可能性が高いのですが、私の記録簿から見ると前々日の2月13日に宗谷本線「比布」から「美深」まで321レに乗車しており、可能性があるとするならその乗車時となるのですが…。

なぜそう言えるかといえば、最初の写真の前にこのコマがあり、給水のために移動していると思われる『C57 87』がありました。もっともC57より『39634』の方に目が行くかもしれません。

(おまけ)

昨日の『C55 50』は小樽総合博物館で保存されています。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!