2013年01月13日 22時39分

鉄道交通を考える。(7)スペイン・バルセロナ市のトラム。

こちらは2004年にトラム(LRT)が整備されたスペインのバルセロナ市。何だかつい最近整備されたというニュースを聞いたと思っていたら、もう9年も経っているんですね。この写真は昨年の11月下旬、スペインを旅行した知人が撮影してくれたものです。「まちづくり」の考え方に基づいて作られたのはフランス・ストラスブールと同様ですね。もっともこちらは人口160万人超の堂々たる大都市で、そのため地下鉄も9路線整備されています。

ところでLRTの特徴の一つとされている低床車。実際に車椅子の方が利用されているのを見たことはありませんが、この写真のホーム上には車椅子の方が写っています。左側に停車中の電車の乗降扉とホームの高さを比較すればその利便性が一目でわかります。

さて、バルセロナでも広告(ラッピング)電車は走っています。この電車は「SEIKO」とあり、間違いなく日本の時計メーカーの広告でしょう。

 

(参考)

*Wikipedia「バルセロナ」

*国土交通省「LRT等の都市交通整備のまちづくりへの効果」平成23年3月



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!