2013年01月17日 21時27分
車中2泊+ホテル1泊+車中3泊と1週間かけてシベリア鉄道でユーラシア大陸を横断。更にモスクワに2泊した後10月13日(日)の夜遅くスウェーデンの首都・ストックホルムに着きました。
ストックホルムの交通機関で見たかったのは、バリアフリーの現状でした。
地下鉄ですが、1991年当時、私の見た限りですが全駅にエレベーターが設置されており、そこで成程というか驚いたのはベビーカーの利用者がとても多かったことです。考えてみれば当たり前なのですが、バリアフリーは障がい者・高齢者と言った方たちのためだけにあるわけではありませんでした。
日本の交通機関の車内ではベビーカーは畳んでいるのが一般的でしょうが、ストックホルム市内では、路線バスを含め、ベビーカーはそのまま乗り込むのが常識となっていました。乗客の絶対数であったり混雑具合が異なるため、一概に是非をいうことはできませんが、今風に言えばママ友たちが何台もベビーカーを連ね都心を闊歩するさまはとても好感が持てました。赤ちゃんのいる家庭にとって公共交通機関で家から都心にベビーカーのまま堂々と出かけられるのは、今の日本でも是非実現してほしいと思います。そうそう、路線バスに乗り込もう(降りよう)とするベビーカーは、運転手さんではなく乗客の方たちが協力して乗せて(降ろして)いました。
一方、こちらはお国柄というか考え方と言うか、その差がはっきり出ていると感じたのですが、階段に敷かれた2本のレール(金属板)です。これはまたまたですが、ベビーカーをこのレールを使って押し下げたり引き下げたりするためのものと聞きました。この国では、デパート等での上下移動の際、ベビーカーはエスカレーターを使うのが常識となっており、日本のようにエスカレーターでのベビーカー禁止とは随分違うものだとは思ったものの、流石にこのレールには驚かされました。