2013年02月21日 20時53分

1991年のドイツ(5)デュッセルドルフのトラム?。

デュッセルドルフ中央駅前にも、トラムの停留所があります。ドイツではあまりにも普通の風景です。

さて、2月13日にUPした『1991年のドイツ(2)ケルン到着』で、「シュタットバーン」という言葉を思い出して書いたところ、「ばけぺん」さんから「Stadtbahn」、「LRT」「TRAM」という言葉の使い分けについてのコメントを頂きました。それを読ませてもらいながら私のこのブログでの表現の一貫性の無さに呆れ果てるばかりですが、それにしても鉄道用語の選択の難しさを感じています。

ところで国土交通省が平成23年3月に公開している「LRT等の都市交通整備のまちづくりへの効果」23ページにある『LRT整備都市』という一覧がありますが、そこにはドイツの都市の名前は数えるほどしかありません。以前、このブログでLRTの例として紹介した「ミュンヘン」の名前は無く、そしてここ「デュッセルドルフ」の名前もありません。その理由は「ばけぺん」さんのコメントにある通りなのですが、他の国と違ってドイツのトラムが他国で廃止され続けた時代にも生き残ってきたからと言えるでしょう。1991年にして市街地にある芝生軌道の美しさは私にとってはとても大きな驚きでした。

車内はこんな感じですが、もう一枚は最初に見た時にあまりにも感動した風景です。

それは道路中央の専用軌道に路面電車の複々線が続いていたこと!ここは都心部ではなく、どちらかと言えば少々離れた場所でした。(「Nord park/Aquazoo」駅付近)

参考までにこの写真の路線は「U」の系統番号がついており、都心部では地下線となっており、ドイツのトラムを紹介した本「2012 Schwandl’s TRAM ATRAS DEUTSCHLAND」によれば「Stadtbahn/Light Rail」という分類になっていました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!