2013年03月23日 19時02分
井川線の小さい車両限界の中で、目一杯の大きさの機関車DD20形。KATOの可愛らしさとは好対照で、如何にも客車を引っ張る機関車らしさを感じます。
その井川線で、沿線のダム建設工事の資材運搬用に使われていたのが35トン機のDD100形(写真はDD107)。Wikipediaの「DD100形ディーゼル機関車」によれば、現存しているのはこの車両だけのようです。ここに来るまでこの機関車がまだ残されていることは知りませんでした。
パッと見、比較するものが無ければ実に威風堂々たる貫禄を感じます。JRのDD51形に少し似た雰囲気もあって長大貨物との組み合わせが似合いそうです。
よくよく機関車を見るとボンネットの位置がセンターから少し左側に寄っています。DD100形と呼ばれるグループの全車両ではないのですが、運転席からの見通し確保のためとのことで、必然性から生まれたデザインなのですが面白いですね。
11:50頃から始まった車両工場見学は2班に分かれており、私のグループは先に工場を見学をし、ぐるっと回って最後の最後に「DB9」との『綱引き体験』をしました。子供さんに親しまれるだろうという事での企画でしょうが、綱を引っ張ってみれば、8トン機の重さは手元にズシリと来て、それでもみんな(10数人)の力を合わせれば徐々に動き始め、工場の外まで引っ張り出しました。
目玉のヘッドマークが可愛いですね。