2013年03月26日 20時45分

2013 春の大鉄まつり(11)SL大集合、汽笛のハーモニー。

平成25年3月10日(日)13:00少し前に千頭駅に戻ったあと、13:10からの「SL運転体験」の当日受付を申込み。13:30に発表とのことだったので、その隙間を縫って昼食。駅前広場に出ていた屋台の「焼きそば」と「串焼き」でささっと腹ごしらえ。 

さて13:30の発表。体験者名に名前が出た時は思わず右手がグーになりました。しかも第一希望の時間で、これでこれからのスケジュールが全部決まりました。

5)「SL大集合」…13:35~13:45

6)「SL運転体験」…14:00~14:10

7)「鉄道部品オークション」見学…14:10~14:30

8)「かわね路2号」に乗車…千頭14:50発

9)「新金谷」で転車台…16:10過ぎ

何はともあれ「SL大集合」。時間の都合でまずは後ろから1枚。同時に煙を吐く3台のSLは、今時、日本広しと言えどそんじょそこらでは見られません。これだけでも十分絵になります。でもこの時点で私は本当の「SL大集合」の意味をまだ気付いていませんでした。

そして前から1枚。実はこの反対側のホームにいれば、線路に降りて正面からの写真も撮影できたのですが、頭の中が「運転」で凝り固まっていたのと、SLが3台ならんでも「まあそんなものだろう」と高を括り、おざなりな集合写真しか撮っていませんでした。しかし!

次の瞬間、1台づつ汽笛を鳴らし、最後に3台が同時にひときわなが~い汽笛を鳴らしました。山間(やまあい)の町「千頭」に響いた3つの異なる汽笛の生み出すハーモニーは、程よくこだまし、、、鳥肌が立ちました。恥ずかしながら感動しました。

「井川ちしろ」のパネルの隣にあった『日本の音風景百選 SL復活37年2013』の“音風景”を正に体で感じました。

それまでは「SLの汽笛・ドラフト=音風景」と単純に考えていましたが、この千頭駅での汽笛にこそその意味があったとさえ思えました。

『撮って善し!聞いて善し!』の「SL大集合」でした。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!