2013年04月14日 20時59分

2013年2月の台湾(4)観光地「九份」。

日本語読みなら「ずいほう(瑞芳)」に下車したのは台湾北部屈指の観光地「九份」に向かうため。九份は日本語読みなら「きゅうふん」ですが英語では「Jioufen」(Jiufenの表記もあり)です。

さて瑞芳ですが、「九份」への下車駅という事だけではなく、観光地の点在する「平渓線」への乗換駅でもあり、乗車していた車両から2/3の乗客が下車しました。

殆どは台湾の方と思われましたが、日本・韓国からの観光客も多いようで「チケット売り場」「トイレ」という日本語の文字もある張り紙が目立っていました。

「需要と供給」という経済の原則からすれば『日本人』が多いからその表示があるという事になりますが、「九份」は旅行会社のツアーで訪れる方が多いという印象だったのですが、どうやらそうでもないようでした。

ところで「瑞芳」駅の駅舎の写真はありません。土砂降りだったので写真も撮らず、本当なら路線バスで向かうところをタクシーで移動しました。

「九份」はレトロな感じの街並みが残っていることで知られていますが、映画「千と千尋の神隠し」のモデルとなった町と紹介されたことから日本での知名度が一気にUPしたものと記憶しています。ただ本当に映画のモデルになったかどうかは定かではありません。 私的な話しになりますがここを訪れるのは2回目。最初に来た時も土砂降りでしたが今回も土砂降り。どうも天候の相性が悪いようです。

で、街で見かけたワンコ。ここではやたらワンコを見かけましたが、決して愛想が良いわけではなく無表情で、それでも近づいても吠えるわけでもなく、まあご愛嬌という事で…。

ここからの戻りはバスで瑞芳に戻りそこから列車の予定だったのですが、「台北」市内のMRT(地下鉄)「忠孝復興駅」に向かう路線バスが来たのでそれに乗りました。

※このバス、なかなか侮れない存在で、途中までは例えて言えば市内の路線バスで、こまめに停車し乗降ができます。それが突然高速道路に入り、そして台北市内で速道路を降りればいわゆる日本の「高速バス」のように主要バス停だけの停車でしかも下車のみです。

(2月の台北の天候)

行く直前に教えて頂いたのですがこの時期の台北は基本『雨』。一日中降っているわけではありませんが、ズーッと雨。少し南下すれば天候は激変で晴れ。でも台北は雨。しかも寒い。街ではコートやダウンジャケットはよく見かけます。暖かいイメージがありますが、そんなことはありません。

特に「九份」から乗ったバスは窓ガラスが曇らないようにするためか、エアコンがガンガンに入っており、雨でグショグショになった足元から冷えが体全体に広がり、ただただバスが終点に着くのを心待ちにしていました。晴れればシャツ一枚でOKなだけに落差が大きいです。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!