2013年04月25日 20時40分

運のいい日(5)東横線「渋谷」(地上駅)の今。

渋谷ヒカリエをあとにし、東横線「渋谷」駅の跡を見学に向かいました。

今ここは「SHIBUYA ekiato(エキアト)」としてイベントスペースとなっています。ユニクロの期間限定店舗は、東京では話題となっていました。

私が出かけた21日は、イベントはありませんでしたがオープンカフェのようになっていました。ただこの日はとにかく寒くてお客さんは殆どおらず、逆に私と同類の見学の方の姿が見受けられました。

線路のあった場所は埋められており、「あしもとちゅうい」の場所に椅子がある光景は、一か月前ではあり得なかったですね。(当たり前です)

オープンスペースの先の線路は以前のままで、「今にも電車が走ってきそう」等とありきたりな感想しかかけない情けない私がいます。もとい素直な私がいます。

一方、車止めはしっかりと残っており、2月28日に来た時は気にもしなかったものの、こうして2度と使われることがない姿になって初めてカメラを向けました。もっとも現役時代にこの位置で撮影するのは車内からしかできなかったわけですし、最近の東急車の車内からではこんな風には撮影するのは難しそうです。

おっと「2度と使われない」というのはやや不適切な表現です。一度たりともこの車止めが役に立つことは本来、あってはいけないことでした。

まるでモニュメントのごとく存在し、一方でそこだけすっぽりと取り残された空間を見ながら私の「廃線鉄」の時間が終わりました。

2013年04月25日 18時52分

2013年2月の台湾(10)台湾新幹線。

2013年2月23日(土)、台北から台中まで新幹線でGO!

台灣高速鐵路のホームページは海外の鉄道会社にしては珍しく日本語での閲覧ができ、予習が可能です。台中まで向かった理由はさておき、3月15日にUPした東北新幹線が上野駅で折り返していた頃の雰囲気と似たような感じがしますが、台北駅から東に延伸工事が進展しており、この並びも今だけかもしれません。

ところで私が台湾新幹線に初めて乗ったのは2008年3月22日、高雄の「左營」9:30発「台北」着11:06でした。

※個人旅行ではなく、台湾新幹線に乗るのが目玉の台湾激安ツアーで、3泊4日で5万円しなかったと思う。もっともその翌年2009年の夏休みは、3泊5日全食事つきで49800円(だったと思う)のタイツアーに行っています。国内の旅行と比べるべくもない状況でした。

話しを元に戻して、今回は「台北」8:30発「台中」9:19着。

よく見ると切符のデザインが変わっています。理由は3枚目の裏面でお分かり頂けると思うのですが、日本の常識では所謂表側を上にして自動改札に入れるのですが、ここ台湾では裏面を上にして入れます。日本人だけではなく、台湾の人も間違える人が続出したのではないでしょうか?その注意書きが右側に増えていました。2008年の時はガイドさんに言われて「ヘーッ」と思ったのですは、当時、個人旅行をしていたら間違いなく『間違えていた』でしょう。

(おまけ)

台灣高鐵の乗車券は降りる時に自動改札に通すとまた手元に戻ってきます。乗車記念でわざわざ使用済み印を押してもらう必要はありません。

台中駅で下車。で、この電車に乗ってきたわけではありません。乗ってきたのは右側に停車中の電車。乗ってきた電車は9:19着の速達列車で、左側の電車は9:19発の各駅停車でした。ここでの追い抜きではなく、この先の駅での追い抜きダイヤになっていました。



ADVERTISEMENT

電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

カレンダー

2013年4月
« 3月   5月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!