2013年05月14日 23時15分
そこをチラ見してまずは北海道遺産「稚内港北防波堤ドーム」を目指しました。
昭和11年(1936年)に完成し、今も凛とした存在感を示す「稚内港北防波堤ドーム」の概要について北海道遺産のHPから全文を転載します。
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稚内-樺太大泊間の旧稚泊航路整備の一環として、冬季の北西越波防止のために建設された半アーチ式ドーム。海上からの高さ14m、柱間6mの円柱70本を並べた長さ427mの世界でも類を見ない独特の景観と構造を持ち、港湾土木史に残る傑作であるとともに、旧樺太航路時代の記憶を残す歴史的遺産。設計者は、当時26歳の土木技師・土谷実。
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中に入ればそのアーチの美しさに圧倒されます。
ここに「稚内桟橋」駅があり、列車を降りた乗客はそのまま岸壁に横付けされた連絡船に乗りこみ、樺太の地を目指しました。
実は昭和49年にはここを訪ねていません。恐らくその頃はここの価値が今ほど観光的には宣伝されておらず、そのため観光客がここに足を延ばすことは少なかったのでしょうか?それとも冬であったので、寒さから街歩きを避けていたのかもしれません。