2013年05月15日 19時20分
この姿は昭和11年当時のままとのことですが、昭和53年から3年間、全面的に改修工事が行われ、昭和55年にその独特の景観が蘇ったそうです。
そこには稚泊(稚内の「稚」と樺太・大泊の「はく」で「ちはく」)航路記念碑があります。昭和45年に建立されており、その先にはC5549の動輪があり、ナンバープレートが埋め込まれています。
ここにいた地元の方と少しお話しする時間があったのですが、冬場、北からの風が強い稚内にあって、427メートルにもわたる風除けの存在は、市内では他にないこともあり、2月くらいからここでジョギングする人が結構いるそうです。物凄く説得力のある話しでしたが、2月の厳寒の中でのジョギングは、それだけで私には「無理」と思えました。
またここでキャッチボールをしたり犬の散歩をする人も多く、市民の憩いの場となっているそうです。
この日も、そうした方たちを見かけました。
この日の岸壁には海上保安庁の巡視船「れぶん」が繋がれており、稚泊航路で使われていたであろう船よりは小ぶりでしょうが、往時の雰囲気を垣間見た気がしました。