2013年05月19日 21時53分

宗谷本線各駅停車の旅(1)始発駅「稚内」。

何となくですが一般的に「稚内」駅は終着駅のイメージでしょう。

一昨日UPした“最北端”シリーズで載せなかったこの写真、木製の「日本最北端 稚内驛」の駅名標。いつからこの駅で、最果ての地で乗り降りする人たちを見つめてきたのでしょうか?

と書いてしまうのも「駅」が旧字体であることと全ての書体がどことなく古めかしく感じたからですが、もしも昭和49年に既にこの駅名標があったとすれば、厳冬の季節ゆえに駅で周りを見渡す余裕が無かったという事でしょう。

4332D、稚内14:12発旭川行き普通列車。ここから259.4キロの旅の始まりです。キハ54 505の単行。始発駅「稚内」で乗車したのは私を含め3名でした。さて何人が私と共に旅を続けてくれるのでしょうか?と言っても私は終着駅まで乗車しません。この列車にとっての2つ目の名前、4334Dの時に下車します。さて3人で始まった旅は、南稚内で1人下車し、5人が乗車で7人に増えました。南稚内はさすが宗谷本線の開業時の終着駅、また特急停車駅の貫禄ですね。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!