2013年06月03日 20時29分
往路は結構、精神的に一杯一杯でしたが、帰りは余裕のよっちゃん(この言い方、既に死語だろうなあ…)で風景を楽しみました。勿論、安全第一であることは言うまでもありません。(笑)
雪解け前には雪解け前にしか見られない風景があり、また雪が解けると湿地には水芭蕉が花咲き、夏には夏の風景が広がり、そして秋になりこの線路が雪に埋もれるまで本当にいろいろな大自然が楽しめるそうです。話しを聞いているだけでその美しさが目に浮かびました。
とその時、目の前の線路を横切ろうとするキタキツネの姿発見!思わず急ブレーキをかける!ということはなく、スピードダウンしてその場を通り過ぎ、後ろを振り返ったら線路にまだいたのでトロッコを止めて暫し撮影タイム。今回は私のトロッコだけの単独運転だったのでこんなことをしましたが、他のお客さん(トロッコ)がいて続行運転時であれば安全面から考え、停車することは無かったので、正直、ラッキーだったと思っています。
キツネは人間を見て逃げるわけでもなく、その辺りをウロウロ。
線路の上をゆっくりと歩いて離れていきました。そして私はその愛らしい姿を見て、トロッコのサイドブレーキを外し、アクセルを再び踏みました。
キタキツネを見ることはここでは珍しいことではないそうです。線路よりは道路で見かけることの方が多いそうですが、観光客の食べ残しの食べ物であったり、不用意に食べ物を与える人がいたりで、それがある種の獲付けとなり、人里に出没しているそうです。それに伴い、人を怖がらないキツネが道路ではねられることもあるとのこと。「エキノコックス」という感染症の感染源ともされており、見た目の可愛らしさに惑わされない方がよさそうです。参考までに夏が近づくとキツネの毛は抜け落ち、やせ細ったように見えて可愛いらしさは半減だそうです。(談:地元の方)