2013年06月04日 20時42分

トロッコ王国美深(6)日本一の“長距離”運転体験をした!のかな???

往復10キロの『長旅』を終え、「仁宇布」駅が見えてきました。

構内のこの『止まれ』という鉄道らしくない停止標識の所が終点。出発してから40分が過ぎていました。

その『止まれ』の標識の先にあるターンテーブルで車両をUターンさせます。

日本で一番小さい(?)現役の転車台の作業には結構見入ってしまいます。

こちらの(車輪付き)軽乗用車は分かり易く言えば『救援車』。(形式名を付けるならキエ?)

線路上で入国者にトラブルがあったらこの車で出かけるそうです。一昨日このブログで「カーブに差し掛かるとハンドルを切ろうとする」と書きましたが、この車には自動車時代のハンドルが残されており、係りの方によればカーブでは「思わずハンドルを切ろうとしてしまう」とのこと。やっぱりね。

さて「鉄」ちゃんの間で、本物の車両を運転する「運転体験」が静かなブームになっていると言ったら『そうそうっ』と同意してくださる方も多いのでは…。

ここトロッコ王国美深のトロッコたちは運転体験でいう『本物の車両』というジャンルには入らないでしょう。でも物は考えようで、少々どころか相当に強引ですが気動車と言えば気動車ともいえ、ここのトロッコも広義の『運転体験』のジャンルに入れてみたいと思いました。その場合、ここは日本で『最長距離』を運転できる場所をなります。そう言いたくなるくらいここは楽しい場所でした。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!