2013年06月12日 19時57分

りくべつ鉄道運転体験(5)「寛斎」発「下勲祢別」行き。

りくべつ鉄道「金澤踏切」~「松浦踏切」間の体験運転区間の起点・終点にはそれぞれ池田よりは「寛斎(かんさい)」、北見よりは「下勲祢別(しもくんねべつ)」の駅名が付けられ、方向幕も用意されていました。

運転体験のためかそれとも「運転体験」開始以前から行われている同じ区間の「乗車体験」用に用意されたものかどうかまでは分かりかねますが、体験者には嬉しい工夫で、これだけで運転気分が盛り上がります。これが出来るのは所謂駅や車庫の構内での運転体験ではないここりくべつ鉄道ぐらいではないのでしょうか?駅構外の運転と言う共通点はありますが、碓氷鉄道文化村のEF63は電気機関車ですので方向幕は残念ながら似合いません。

寛斎駅舎の中にはご覧の駅名標があります。ここから池田よりの隣駅は『りくべつ』、北見よりの隣駅が『かねらん』であることが分かります。そうそう、終点の下勲祢別までの間に中間駅があるのです。この『かねらん』は地名としては片仮名のようで、運転士時刻表でそれを確認しました。

今回運転体験をして成程と思ったのがちゃんとダイヤが組まれていること。指導運転士さんが貸してくれる鉄道時計を運転台の所定位置に置いて、時間を確認(本物の鉄道同様秒単位)しながら出発時の指差し換呼を行い1722Dは『出発進行』となりました。

ダイヤで組まれた時間は、運転体験に来られる方の楽しみが減るのでここでは敢えて伏せさせていただきます。

『カネラン』駅ではドア扱いをします。この写真は私自身の運転体験終了後、次の方の体験時に撮影しました。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!