2013年06月13日 19時10分

りくべつ鉄道運転体験(6)国道242号線からの俯瞰。

国道242号線(通称陸別国道)を北見方向から陸別に向けて車を走らせていて、間もなく陸別の市街地に入ろうとした時、国道は陸橋でふるさと銀河線を越えました。

車の中からチラッと見えた線路が良い感じだったので、橋を渡りきったところで車を停め、橋の上から線路を撮影しました。(北見側から池田側を臨む)

何度も使っている「北海道らしい」という表現をまたまた書いてしまいますが、この大自然は「北海道らしい」と言えると思います。また、今回の北海道「鉄旅」で、初めて広がりのある風景に雪がなかったのを何とか表現できないかと言葉を捜したのですが上手い表現が見つからず、『北海道を“南下”し、ここまできて枯木立の中にも春の兆しを感じることがあるのを知った』という程度しか思いつきませんでした。(残念)

実はこの写真を撮影した時はここを運転体験で通るとは全く知りませんでした。あとで写真をよく見てみたらレールが少し輝いていました。この線路が使われている証左ですね。

ということで運転体験終了後、ゆっくりとここを通り抜けていくCR70-8を待ち受けて“撮り鉄”。通過時間は運転体験のスタート時間でほぼ見当がついたので精神的にはゆとりがありました。この写真の『列車』も定時運行でした。

こちらは最初の写真の撮影時に陸橋の反対側を臨んだものです。

この写真は順光となっていますが、後追い写真でこちらに向かってくる列車ではありません。勿論、折り返しの列車を待ち受けることは『あり』なのですが、リスキーなので止めました。何故リスキーか?

理由は先の写真の場所には歩道がありますが、こちら側には歩道がないためです。陸橋にあるこの場所は、北見・池田両方面の両方からのサミットになっており、もしも撮影中に北見方面から車が来た場合、恐らくその車は私を避けて反対車線ギリギリか場合によってはセンターラインをオーバーするかも知れず、対向車を確認しにくいこの場所にあっては迷惑になると考えたからです。参考までにこの写真はたまたま両方向とも視界の中に車が見えなかったので道路を横断し、シャッターを押したものです。ようするに『この場所で待っていることが危険』というのがリスキーな理由です。

話しが横にそれましたが、この陸橋をくぐり暫く走ったところが終点の「下勲祢別(しもくんねべつ)」でした。

ところで1.6キロというのはどれくらいの距離でしょう。名古屋で言えば名鉄の「金山」~「山王」間が同じ距離です。何となく見当がつきますでしょうか?少なくとも名古屋市営地下鉄で1.6キロを超える区間はありません。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!