2013年07月07日 20時26分

パリ都市圏のトラム(1)地下駅からトラム2号線に乗車。

パリのメトロ1号線の西の終点「ラ・デファンスLa Defense」駅。1号線ですからパリで一番古い路線となりますが、「ラ・デファンス」駅まで伸びてきたのは1992年とのことです。

その駅を降りて地上に出てビックリ!とてもパリとは思えない光景が目の前に展開。何と高層ビルが『林立』で、パリのイメージが一新されました。

パリの象徴「凱旋門」に似た雰囲気のあるこの建物は、一見モニュメントに見え、実際モニュメントの意味もあるそうですが、本当の姿は超高層のオフィスビル。建物の前の広大な広場では、ビルを背景に写真を撮る観光客も多く、賑わいを見せていました。

さてここに来た理由はトラム2号線に乗る事。

トラム2号線(T2)は「Pont de Bezons」 ~「Porte de Versailles」を結ぶ路線…と言っても分かりにくいですが、もの凄く“大雑把”に言えばパリを流れるセーヌ川の西側の各地をほぼ南北に結ぶ路線です。1997年にここ「ラ・デファンス」を起点にまずは南側に開通し、その後北側の「Pont de Bezons」に向けて伸びており、この電車はそこから走ってきた電車で、私はこの電車「Porte de Versailles」行きに乗車しました。

ところで今パリを走るトラムは1992年に『復活』したことで知られており、大都市圏でのトラム復活の報には大いに驚かされました。今回はどうしてもその“復活”トラムを体感したくてやってきました。

※トラムの「ラ・デファンス」駅は地下にあり、メトロ1号線からは直ぐの乗換が出来ます。

 

(「パリ都市圏のトラム」参考文献)

1)交通ブックス119「LRT-次世代型路面電車とまちづくり-」(著者:宇都宮淨人、服部重敬)成山堂書店

2)「世界のLRT」(著者:三浦幹男、服部重敬、宇都宮淨人)JTBパブリッシング

3)Wikipedia「トラム(パリ)」他

4)「地球の歩き方/パリ&近郊の町‘13~’14」ダイヤモンド・ビッグ社

5)その他、観光案内所で配布の日本語観光マップなど

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!