2013年08月02日 22時37分
S5系統に「Herrenstraße」から乗車(9:37)。「Wörth (Rhein)」で下車(10:06)。
「Herrenstraße」は昨日の写真の路面電車区間で、「Wörth (Rhein)」はご覧の通りと言うかお察しの通り鉄道線です。
こうしたトラムと鉄道線が直通する「トラム・トレイン」は『カールスルーエモデル』とも言われ、ここカールスルーエが発祥の地となっています。
系統は「S+数字」となっており、他の都市圏の「S」はほぼ郊外鉄道なのですが、ここカールスルーエでは都心部と鉄道線を直通する路線についています。(例外は勿論あります)
撮影した時間は少し巻戻ってS5系統が「鉄道線」に入ったところ。実はこの線路、前日通っており、何という事はないのですが「Landau (Pfalts) Hbf」から「Karlsruhe Hbf」への路線とS5が共用しているのです。
その時に私が驚きのあまりひっくり返りそうになったのが、まずは上の写真にチラッと写り、下の写真では夥しい数が写っている腕木式信号機。
単線区間ならともかく複線区間でもあり、まして「S」系統の車両とは似合わないなあ~というのが実感です。でも!面白い。カールスルーエ周辺では腕木式をそこかしこで見ており、ただ場内信号機に限られているようには見えました。
ところでトラム・トレインの整備に合わせ「パークアンドライド」も整備されました。「Wörth (Rhein)」駅でも歴史を感じさせる駅舎の向こうに巨大な立体駐車場が見えています。
ここから都心部までは電車で30分なので、そこに駐車場さえあればそのまま車で行きたいところでしょうが、都心部は車の通行が制限されており、決して車にやさしい町ではなさそうです。ただ通勤にしろ買い物にしろ便利で早い公共交通機関が整備されていれば市民の支持は得らるということでしょう。