2013年08月04日 21時05分

カールスルーエのトラム・トレイン(4)

平成25年6月12日、S5系統の次にS4系統に乗車しました。今日はその時のことをUPします。

ドイツ南西部の街「カールスルーエ」からスイス「バーゼル」、フランス「ストラスブール」に向かう路線の途中にあるドイツを代表する(ヨーロッパと言っても良いでしょう)温泉保養地「バーデン・バーデン(Baden-Baden)」の玄関口、ドイツ鉄道のバーデン・バーデン駅。

この駅に停車するICEもあります。

ここバーデン・バーデン駅からもカールスルーエの都心部の併用軌道区間に直通するSバーン(S4系統)が走っています。

因みにここからカールスルーエ中央駅までドイツ鉄道ならICEで15分、RE・IREで20分程度。一方このSバーンでは32分かかります。私が乗車したS4系統の電車は16:54発でしたが、16時台のDBの列車は16:01(RE)、16:28(IRE)、16:34(ICE)となっています。

たまたまかもしれませんが16:28発と比べ、このSバーンの乗客はパッと見ですが、3倍くらいはいたと思います。もっともこの乗客たちは全員が着席でき、かつまだ空席があり、電車の収容能力は相当なものと感じました。

バーデン・バーデン駅周辺は高速線があるためICEとの擦れ違い写真は撮影できませんが、高速線がなく在来線だけの区間になるとこうした“トラム”とICEが同一路線上ですれ違うという日本では絶対にありえない(JR在来線・私鉄の特急も含め)光景に遭遇します。

※更に言うとICEの向こうに腕木式信号機が見えています。

そして暫くするとSバーンとの擦れ違い。ドイツの鉄道は面白い!の一言です。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!