2013年08月18日 18時15分
1時間にも満たないモリー鉄道の日中を走る列車には「Salonwagen」が連結されています。英語ではサロンカーとなっていましたが、カフェカーというか走る喫茶室の方がしっくりきます。
ということで一度通った場所をただ戻るだけでは何なので、Salonwagenに乗車。北ドイツの風景をのんびり楽しめました。
この写真はそこのスタッフに撮影してもらったのですが、車内の雰囲気もさることながら私の重ね着も注目です。こんな格好をするほどの気温だったのです。
コーヒーカップもお皿も何もかもが「鉄道の旅」気分を盛りたててくれるには十分でした。
ここは「Kühlungsborn, Ost」駅。大勢の子供たちの団体が大きな荷物を持って待ち構えていたので一体どうやってこの列車の狭い車内に乗り込むのかと思いきや、蒸気機関車の次に連結されている車両が荷物車で、そこにドンドン積み込んでいるのを見て納得しました。日本では見ない光景ですね。
バート・ドーベランの一つ手前の駅、併用区間にある「Bad Doberan, Stadtmitte」駅で下車。
「男は客車のステップを一段一段、あたかも自分の人生を確認するかのように踏みしめながら石畳が敷かれた道路に降り立った。」
まあそんなことは無い訳ですが、でもなかなか楽しい一瞬ではあり、併用軌道区間での乗降体験は、それだけで価値があるように思えました。
そしてこの列車の出発を撮影し、私にとってのモリー鉄道の1日が終わりました。