2013年09月05日 19時20分

ベルリン・ヴォルタースドルフの2軸単車トラム(1)ゴータカー。

平成25年6月16日(日)、ナローの蒸気機関車の次の目的は2軸単車のトラム。日本の営業路線では函館市電30形「箱館ハイカラ號」(2010年10月31日に乗車)が直ぐに思い浮かびますが、何とベルリンに全車両が2軸単車の路線があるというのを数年前に聞き、いつか行ってみたいと思っていました。

ベルリンS3系統「エルクナー(Erkner)」行きに乗り「ラーンスドルフ(Rahnsdorf)」駅で13:33に下車。駅前に停まっている電車を見た時の嬉しさはとても表現しきれません。お察しください。(右側に写っているのはS3系統の電車です)

電停の名前は「Rahnsdorf Bahnhof」。さながらラーンスドルフ駅前と言ったところでしょう。

また車体にある路線系統の表示では『87系統』となっていますが、この路線の運営は「Woltersdorfer Straßenbahn GmbH」(日本語に直訳すると『ヴォルタースドルフ路面電車有限会社』といった感じです。なお同鉄道の公式HPを参照しています)で、ベルリン市電の系統番号が振られてはいますが、私鉄のようでした。

驚きの単車トラムの車内。標準軌だけあって車内は思いのほかゆったりしています。

さてこの87系統は、「Rahnsdorf Bahnhof」と「Woltersdorf, Schleuse」(ヴォルタースドルフ・シュロイゼ)間、5.6キロを結んでおり、私が行った日曜日の昼間は、20分間隔で電車が走っていました。13:39に「Rahnsdorf Bahnhof」を出発し、16分間の夢の時間はあっという間に終わり13:55に現実に戻りました。

写真は終点で、電停名の「Woltersdorf, Schleuse」は直訳すると「ヴォルタースドルフ水門」となります。後ろに写っている青い歩道橋のよようなところに“水門”がありました。

※翻訳は、ネットでいろいろ検索した結果(Google翻訳、エキサイト翻訳、Yahoo!翻訳他)を参照し、私の視点で選択しています。今回の「Schleuse」=「水門」はエキサイト翻訳です。参考までにGoogle翻訳では「堰」、Yahoo!翻訳では「水路」と出てきました。

また地名についてはGoogleマップに表示されるカタカナ表記を参考にしています。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!