2013年09月06日 21時01分

ベルリン・ヴォルタースドルフの2軸単車トラム(2)プチ観光。

この水門の正式名称までは確認しませんでしたが、恐らく電停名と同じ「Woltersdorf, Schleuse」であろうと信じています。(この書き方はマスコミの一員とは思えない傍若無人ぶりですね。我ながら呆れています。)

さてここからの地名は『Google マップ』を参考に書きます。写真の奥に見えるのはフラケン湖で、手前というか写真では写っていない私の後ろにカルク湖があり、そこを短い運河が繋いでいるのですが、2つの湖に標高差がある(カルク湖の方が標高が高い)ため、水門を作って船が行き来できるようになっています。今は船がいるブロックに水を溜めている真っ最中です。おっと「標高差」と言うより「水位の差」といった方がわかりやすいですね。

因みにこの方式を閘門(こうもん)式運河といい、まあパナマ運河の超ミニ版だと思ってください。

そして運河の水位がカルク湖と同じになると、カルク湖側の水門が開き、船が顔を出し始めました。

その時、運河にかかる橋は跳ね上げられ、ご覧のような状況になり当然の事ながら車は通ることは出来ません。一方、歩行者は右側に見える歩道橋を渡って行き来できるので何の支障もないのですが、それが実はそうでもなく、この橋の跳ね上げと船の往来を見物する人で鈴なりとなっていました。まあ人の事は言えませんが…。

写真は『カルク湖』と言いたいところですが、ここはほんの入り口で、ここから更に数百メートルほど進むと湖が広がっているはずです。

さてそこにいたハクチョウ。人に慣れているのでしょうが悪戯好きです。靴を噛まれている人の名誉のために書きますが、ハクチョウにちょっかいを掛けたわけではなく、ハクチョウから積極的にアプローチされていました。(笑)

ところでヨーロッパは内陸部に運河が発達しており、思わぬ山間部でも「船」を見かけることがあります。また狭い区間では信号機を見かけたこともありました。ヨーロッパの人は飛行機・高速鉄道・高速道路といった高速の移動手段とは別に、自転車よりも遅そうな小型船の旅も楽しんでいるようです。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!