2013年09月25日 20時29分

ナウムブルクからフランクフルトへ(2)私の乗る列車は?

17時を少し回ったところでフルダ駅に到着。駅員さんにチケットを見せて「フランクフルト中央駅に行きたいのですが…」と尋ねたところ「ディスホーム.ネクストトレイン」と言われました。

とにかく乗る予定だったICEがとっくに出発していたことだけは分かりました。でも駅の時刻表では当分この駅に停車し、フランクフルト中央駅に向かう列車はなし。

と思っていたらいきなりホームにICEが到着。ホームの案内表示を見たら直前には無かった「フランクフルト」の文字が!駅員さんと目が合い、そうしたら「ディストレイン!」と大きな声で言われました。とりあえず事情は呑み込めてはいないものの万が一間違っていたとしても今日中にはフランクフルトに着けるだろうと、もうあきらめの境地の中で列車に乗り込みました。しかし、写真を撮影する余裕なし。

まずこの列車の行き先がよく分からないし、こんな時間に停車するICEがあるとはどこにも書いてなかった…。

更に列車に乗って備え付けの時刻表を見て「エっ?ありえない…」と訳が分からなくなり、暫くしてやってきた車掌さんにフランクフルト中央駅に行くことを確かめた時にやっと全身の力が抜けました。

そしてフランクフルト中央駅が見えたのは18:10でした。

因みに乗車した列車はICE79。ハンブルク発スイスのバーゼル行き。何とフルダは本来通過駅で臨時停車をし、私のような乗り継ぎ客の救済を図ったことが推察されました。

その柔軟な対応に驚かされましたが、結局この日の予定でいえば“わずか”40分弱の遅れでフランクフルトに到着できたのは奇跡とさえ思えました。

※ICE79のフランクフルト中央駅には定時だと18:00着。

そんなことがあって昨日のブログに書いた『・・・日本に帰ってから思った・・・』のくだりになるのですが、時間的には南駅での乗換とかICとICEの違いがあるので微妙なのですが、精神的には「フルダの乗り継ぎはしんどかった」が本音です。

ホテルにチェックインし、気を取り直して今回のドイツ「鉄」旅、最後の夕食へ。結局昼間と同様の豚肉にしました。ただ骨付きのワイルドさは何となく予感があったのですがこの大きさは想像していませんでした。

※主食はベイクドポテト。ヨーグルトベースのソースがかかっておりさわやかで旨かった。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!