2013年09月20日 21時45分

近鉄内部・八王子線存続合意。

今朝の名古屋市内で発行の中日新聞朝刊36面(社会面)の下の方にあった小さな記事。

他の新聞のネット版でも確認しましたが、昨日(19日)、四日市市と近鉄が公有民営方式での存続で合意したそうです。

市が施設・車両を保有し近鉄が運行するスタイルですが、まずは地元の利用者はホッとしたのではないでしょうか?

762ミリゲージのナローという特殊な線路幅の鉄道が、四日市という三重県きっての大都市でこうした形で残っていくのは公共交通のあり方の視点で考えさせられるものがありました。

この写真は昭和53年(1978年)12月1日に内部・八王子線の乗車時に撮影したもの。(内部駅にて)

それ以来この線には乗っていませんが久しぶりに行ってみようかと思っています。

2013年09月19日 21時39分

ナウムブルクの単車トラム(2)

ナウムブルクは今回の旅で最初から行こうと思っていました。

ここは「Hauptbahnhof」(ハウプトバーンホフ)電停。「Hauptbahnhof」は一般的に「中央駅」と訳されていますから豊橋鉄道東田本線の「駅前」に匹敵する直球さです。

車内はこんな感じ。1000ミリゲージの車体ですのでまずまずの広さでしょう。それにしてもドイツのトラムはクロスシートが良い感じです。どうして日本はロングシート主体なのでしょう?

運転席。マスコンも時代を感じさせますが、右側にある手動式のブレーキには感動すら覚えました。

Vogelwiese(フォーゲルヴィーゼで読み方はあっているかな?)との間の全長2.5キロのこの路線。歩いても知れている距離です。人口約34000人の街でよくも走っているという感じですが、1892年に開業し、その後1991年に廃止となったものの2007年に地元の方たちの熱意で本格的に復活したと電車に置いてあった資料にありました。(ドイツ語なので確信はありませんが間違っていないと思います)

2013年09月18日 19時55分

NHK教育テレビ(Eテレ)でこのブログに掲載した写真が…。

昨日(9月17日)のNHK教育テレビ(Eテレ)でこのブログに掲載した写真が放送されました。

※写真は再掲です。

ほんの数秒ですが、放送されたのは越後交通栃尾線ED51の写真(2012年3月26日UP。1973年/昭和48年12月28日撮影)で、番組名は「大!天才てれびくん」(18:20~)。その中の「乗りすけさん」という乗り物のコーナーで、大阪郊外にある桜谷軽便鉄道という愛好家による手作り鉄道が紹介され、そこの新作の機関車のモデルが越後交通栃尾線ED51というのが私が写真が登場した理由です。

※越後交通栃尾線…新潟県長岡市を中心に走っていたナローの電車。昭和50年(1975年)に廃止となった。

制作会社のスタッフの方の話しではED51の写真はネットではあまりUPされていないとのことでしたが、私のところに話が来たのは恐らく私が実名で、かつ会社のHPでこのブログをやっており、連絡先が分かり易かったのではなかろうかと思っています。

同様にこのブログの写真は日本テレビでも出たことがありますが、乗り鉄ついでの写真を使っていただくのは少々こそばゆいものがあります。

今回の「乗りすけFile No.79:手作り電気機関車」で紹介された桜谷軽便鉄道は月に1回運転会が開催されており、以前から一度訪ねてみたいと思っていました。これを機にでかける気分が盛り上がっています。

(おまけ;私が撮影した栃尾線の写真を再掲します。)

2013年09月17日 20時37分

ナウムブルクの単車トラム(1)ICEで移動

皆さん、海外の鉄道に興味はありませんか?

私の日頃の鉄活は、勿論日本国内です。でも時々チャンスがあれば海外にも足を運びたいと思っています。

ということで今回のドイツ編もいよいよ大山を迎えました。

「Schwandl’s TRAM ATRAS DEUTSCHLAND 2012」を見ていたら108ページにもう一つの単車トラムを発見しました。ヴォルタースドルフだけでは無かったんですね。ドイツの単車トラムは。

ということで2006年開業の超近代的なベルリン中央駅からICEに乗車し、Naumburg(Saale)Hbf〈ナウムブルク中央駅〉で下車。

この日、ドイツ鉄道はダイヤが乱れ気味で、ベルリン中央駅定刻8:38発のICE1707列車の出発番線は変わらなかったものの、その線を使う(ICE1707前を走る)列車の到着時刻が定まらず案内表示の行き先が二転三転し、ドイツ語と英語のアナウンスはあるものの不安な時間を過ごしていました。結局ICEらしき列車が入線したと思ったら行き先案内がミュンヘン行になっていました。

そして1707列車は少々遅れて運転されていましたが、それでもナウムブルク定刻10:29着から2分ほどの遅れで済んでいました。

到着したナウムブルク(写真はナウムブルク中央駅)は、とにかく暑かった!30度は軽く突破し、半袖を持っていなかった私はこうして着ている服が汗だくとなる一日を過ごすことになりました。

ボヤキはそれ位にして駅前の花屋さんの前に目的の単車トラムが姿を現しました。

 

2013年09月16日 20時05分

開業と開通の違い。

今週の水曜日まで、私が会員となっているNPO法人名古屋レール・アーカイブス(略称;NRA)の資料展「平成を迎えて四半世紀 あのころは 昭和末期の鉄道風景」が開催中です。(詳しくは9月11日の当ブログをご覧下さい)

その展示してある資料の一つ。1988年(昭和63年)に開業した「愛知環状鉄道」の“開業記念”ポスター。

今日は今回の展示を行い、私が知った(NRA会員の方に教えていただいた)“開業記念”の秘密を書きます。

ここで注目して頂きたいのは、愛知環状鉄道の“開業”記念の文字と、1月31日(日)岡崎⇔高蔵寺間“開通”の文字。私はこれまで“開業”と“開通”を時に混同して使っていたことが分かりました。

まず“開通”は文字通り新しく線ができること。そもそも愛知環状鉄道の路線である岡崎~高蔵寺間の内、岡崎~新豊田間は国鉄~JR岡多線として既に運転をしており、この時は新豊田~高蔵寺間が新しく開通しました。

このポスターにある『岡崎⇔高蔵寺間開通』は文字通り1本の路線として開通することを意味しています。

一方『開業』は会社のスタートを意味することがここで読み取れます。

何でこのことが書けるかと言えば、昭和の時代に第3セクターがこの地方でも登場していますが、今回、その転換時の記念列車の写真や資料を見ていると第3セクター各社の“開業”という文字はありますが、“開通”という文字はありませんでした。一方、鉄道各社の新路線が出来た時や路線延伸時の表現は全て“開通”であり、“開業”の文字はありませんでした。

私はこれまで“開通”についても“開業”と言ったり書いたりしていた気がします。多分、このブログでも…。

2013年09月14日 19時20分

N3000系のドア開閉スイッチ。

名古屋市営地下鉄鶴舞線でN3000形が営業運転を開始したのは昨年の3月。でも私が最初に乗車したのはこの4月20日(同日にブログにUP)。それからすっかり忘れていたのですが、突然2回目のチャンスがやってきました。しかし何たる不運。先回に続いて今回もデジカメを持っていませんでした。

で、今回確かめたのは中間車のドア開閉スイッチ。

ありました。さすが鶴舞線の標準仕様。でも地下鉄(中間)車両のドア開閉スイッチって他社ではあるのでしょうか?

「此ノ戸」「他ノ戸」の文字。今時カタカナの「ノ」と言うのも珍しい存在ですが、「此ノ戸」(このと)を読める人は今時どれ位いるのでしょうか?

参考までにWikipediaで「車掌スイッチ」を検索したら小見出しに『此ノ戸・他ノ戸』がありました。驚きました。

2013年09月13日 20時48分

ベルリン市内観光(4)名物!テディベアとカリーヴルスト。

ベルリンシリーズは、今一つ「鉄」分が少ないですがご容赦を。

Uバーン1号線のもう一方の終点、Uhlandstraße(ウーラント通り)駅近くのショッピングモールで見つけたクマ…、というよりテディベアのモニュメント。ドイツはテディベアの国なのです。

そしてここはテディベアでは恐らく世界一有名なお店「シュタイフ」。その入り口にもでっかいテディベアがいました。

※シュタイフはベルリン市内ではデパートにも入っていました。

この日の昼食はカリーヴルスト。ベルリンの地元の味だそうで、カレー粉とケチャップの味付けのソーセージです。(後姿ですが、ちゃんとお店の方に断って撮影しています)

屋台のようなお店で、今回はポテトサラダを主食代わりにしました。

さて夕食はデパートのカフェテリア。

ここで成程!と思ったのはお盆(ようするにトレイ)を乗せる台車(カート)があったこと。私は日本で見かけた記憶がないのですが、こうした方式は日本にもあるのでしょうか?私は荷物を持っていたので特に便利に感じました。

そしてパン・ソーセージ・チキン・温野菜、お約束のビール。(見ればわかると言われそうです)

ここの会計ですが、パンとビールを除いて全て量り売り。1キロ当たり18.5ユーロで、合計374グラム6.92ユーロでした。

2013年09月12日 20時36分

ベルリン市内観光(3)トラムの走る風景。

博物館の島のベルガモン博物館の近くにもトラムが走っています。トランジットモール風ですが、特に規制している感じもしなかったので車の通行が少ないエリアなのかもしれません。

さてここはフローズンヨーグルトの専門店。前日のベルリンも暑かったけどこの日も暑かった。30度を突破。ドイツでも30度を超えるんだ!と思うほど単純なことではなく、何せ冷房が日本ほど無いのだ。Uバーンとかの鉄道にはまず冷房はない。ドイツ鉄道のIC(特急)でも冷房が無いのは当たり前。ホテルでも冷房が無いのは珍しいことではない。とにかく暖房は万全なのだがドイツと冷房の関係はそんなものです。

ということで思わず入ってしまったフローズンヨーグルト店。日本でも一時ブームがあったけど最近、名古屋では見かけないですね。もっとも店内に男性は皆無でした。トホホ。

カフェの横を走るトラム…ですが、ここは電停です。正確には私が写真を撮影している場所の横に電停の標識があります。

Alexanderplatz(アレクサンダープラッツ、アレクサンダー広場)駅の広場では路面を使ったアートを展開中。広場の一番向こうにトラムが走っています。

ところでこのアーテイスト。市の許可を取っているのかどうかまでは分かりませんが、少なくとも市民権は得られているようで、描いている2人のチップ入れに手を近づける人を結構見かけました。でも日本でこうした風景を見るような日が来るのは簡単なことではなさそうです。

(私も写真を撮影しているのでチップを入れました)

2013年09月11日 23時06分

名古屋レール・アーカイブス資料展 準備完了

昨日もお伝えした私が会員となっているNPO法人名古屋レール・アーカイブスの資料展「平成を迎えて四半世紀 あのころは 昭和末期の鉄道風景」の準備が無事終わりました。

皆様のお越しをお待ちしております。

因みに今年の小道具はこんな感じ。

昭和50年代~のテーマに因みにマディソン・スクエア・ガーデンのバッグを探したのですが、さすがに見つけられませんでした。

(展示会)

●2013年9月12日(木)~9月18日(水)

10:00~19:00(最終日は16:00まで)

●名古屋・サカエチカ ギャラリーチカシンA室

●地下鉄栄駅(東山線)東改札の北、名鉄瀬戸線栄町駅南

2013年09月11日 20時32分

ベルリン市内観光(2)Uバーン。

SバーンとUバーン(日本風に言えば地下鉄ですが実際には高架区間も多くあります)のWarschauer Str.(ヴァルシャウアー シュトラーセ、ワルシャワ通り)駅にほど近く、ベルリンの壁(イーストサイドギャラリー)から直ぐのオーバーバウム橋を行くUバーン1号線。

Möckernbrücke(メッカーンブリュケ)駅で撮影した同じくUバーン1号線。

車内で見つけた注意事項。

飲食禁止と飲酒禁止。禁煙までは分かるけど犬も「口輪」を付ければOKなのはドイツらしい。

元に戻ってWarschauer Str.駅にはトラムの駅も隣接しています。私の好きな風景!.



ADVERTISEMENT

電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

カレンダー

2013年9月
« 8月   10月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!