2013年12月14日 21時30分

「旅と鉄道」増刊、種村直樹さんの特集。

種村直樹さん

「旅と鉄道」という雑誌は、「鉄道ジャーナル」から出ていた時に創刊から何年かは買い続けていました。他の鉄道誌に比べ「旅」によった内容で私のような“ライト鉄”には居心地がよかったことが買っていた動機でした。

今回、久しぶりに買った理由はレイルウェイ・ライター40周年記念「種村直樹の鉄道旅行術」という特集内容だったから。

もうそんなに経ったんですね。実は私の鉄道趣味が社内に認知されるようになったのは種村さんのおかげでもあります。

話しは今をさること30有余年。昭和55年(1980年)に遡ります。

その年の春休み。種村さんと読者の皆さんが日本最西端の駅・国鉄平戸口から日本最東端の駅・国鉄東根室駅かで普通列車を乗りついての旅をしました。(当時は夜行鈍行が結構残っていました)

その模様を通り道となるNNN(日本テレビ)系列各社が取材をし、それを毎日各局リレー方式でニュースにしたら面白い!という企画書を書き、日本テレビに出しました。そうしたらその企画書が日本テレビのドキュメンタリー番組のプロデューサー・ディレクターの目に留まり何と30分番組×2回と言う大盤振る舞いで放送することになりました。題して「日本列島西東 鈍行列車春の旅」。社会派ドキュメンタリー主体であり硬派で知られた「NNNドキュメント’80」でこんな軟ネタが放送されるなんて、最初に話しを聞いた時には天にも昇る気持ちでした。そしてこの番組のカメラマン(当時は16ミリフィルムの時代)として、一部区間ではありましたが参加させてもらい、初めて種村さんにお会いしたのは山陰本線浜田駅でした。

その後、何度かお会いする機会に恵まれ、年賀状のやり取りが続いています。何はともあれ40周年、おめでとうございます。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!