2014年01月10日 20時38分

那珂川清流鉄道(10)車両の整備は馬頭運送でしています。

那珂川清流鉄道保存会のHPにも出ていますが、ここの車両たちの整備は近くにある馬頭運送という会社で行われています。

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いきなり強烈なお出迎え。

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庫内では線路の無いところで機関車が整備されています。

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直ぐ後ろを振り向けばこんな機関車も出番を待っています。

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こちらはここに来て間もない機関車。これを最終的には動くように整備したいと聞きました。

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こんな可愛い台車もあります。

ところで那珂川清流鉄道保存会の代表であり、馬頭運送の代表でもある岡さんに話しを聞く機会がありました。

まず岡さんは鉄道が趣味で、それが嵩じて車両を集めている訳ではないそうです。もしも鉄道が趣味ならここまで集めるのは難しかったであろうとのこと。また収集の目的は「文化財の保護」であり、そして『動く』ことに拘っているそうで、動いている状態で保存(後世に伝える)してこそ「文化財」としての意味があるとされていました。この「文化財」の定義は私も共感できました。

余談として、運送会社だから車両を運ぶことができ、エンジンを整備することもできるそうです。考えてみれば車も鉄道車両もディーゼルエンジンならそんなに構造的に大きな違いは無いのでしょう。さて、ここ馬頭運送を見学できるのは、那珂川清流鉄道を訪問する方でかつ事前に「馬頭運送の見学希望」を伝えた方だけに限られています。突然行っても見ることはできませんのでご注意ください。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!