那珂川清流鉄道保存会のHPにも出ていますが、ここの車両たちの整備は近くにある馬頭運送という会社で行われています。
いきなり強烈なお出迎え。
庫内では線路の無いところで機関車が整備されています。
直ぐ後ろを振り向けばこんな機関車も出番を待っています。
こちらはここに来て間もない機関車。これを最終的には動くように整備したいと聞きました。
こんな可愛い台車もあります。
ところで那珂川清流鉄道保存会の代表であり、馬頭運送の代表でもある岡さんに話しを聞く機会がありました。
まず岡さんは鉄道が趣味で、それが嵩じて車両を集めている訳ではないそうです。もしも鉄道が趣味ならここまで集めるのは難しかったであろうとのこと。また収集の目的は「文化財の保護」であり、そして『動く』ことに拘っているそうで、動いている状態で保存(後世に伝える)してこそ「文化財」としての意味があるとされていました。この「文化財」の定義は私も共感できました。
余談として、運送会社だから車両を運ぶことができ、エンジンを整備することもできるそうです。考えてみれば車も鉄道車両もディーゼルエンジンならそんなに構造的に大きな違いは無いのでしょう。さて、ここ馬頭運送を見学できるのは、那珂川清流鉄道を訪問する方でかつ事前に「馬頭運送の見学希望」を伝えた方だけに限られています。突然行っても見ることはできませんのでご注意ください。
那珂川清流鉄道の話しに入ったものの、飛び飛びの連載で話しが繋がらなくて申し訳ありません。
で、今日は入替機の運転体験中です。
この機関車、「旋回窓」という意外性があり、その窓越しの風景はちょっとやそっとで見ることができるものではありません。
この辺りが往路の終点。同じ線路の先に保存車両が近づいてきたら停止し、元来た道を戻ります。
この風景は前の写真の場所から折り返して直ぐの地点での撮影。
運転する時間は約30分ですが、何往復かしているうちに慣れてきて、最後はこんな余裕の顔で終われます。何せ運転機器がシンプルなので、今までの運転体験の中では一番覚えることが少なかったです。
ついでに車外からも一枚撮っていただきました。機関車の小ささがわかります。
名古屋市中村区にかってあった国鉄の貨物駅「笹島」の跡地は「ささしまライブ24」として再開発が進められています。そして中京テレビはここに本社を移転すべく、建設工事に取り掛かっています。今朝はその工事現場に行ってきました。
おおよその場所はこの写真で分かるかと思いますが、あおなみ線「ささしまライブ」駅の丁度南あたりになります。
とまあそんななんやかやで大規模な建設工事に付き物なのが『埋設物』の発掘。
そして出てきたのは不思議な形をしたコンクリートの塊。この構造物を廃棄すべくコンクリートの部分をはがしたところ出てきたのが古いレール。
そして私にお呼びがかかりました。「この古いレールは貴重なものなのでしょうか?」と。
一番最初の写真に写っているのは、産業遺産に詳しい「中部産業遺産研究会」の方、古レールの研究をされている方たちです。(オレンジ色の服の方は立ち会ってくれた工事関係者の方です)
このメンバー(私を入れて5名)が集まった理由は、ここが正に鉄道駅の跡地であり、その駅舎にこの古レールが使われていた可能性が高く、もしも刻印があり製造メーカーであったり製造年が分かればそれが貴重なモノかどうかの判断ができると思ったからです。
プラスこの場所(笹島駅)は旧「名古屋駅」であり、、、とこれは私個人の妄想だったりしましたが…まあ関西鉄道(明治時代に開業し、のちに国有化。今の関西本線)で使われたレールだったら楽しかろうとも思いました。
「CAMMEL SHEFFIELD 1887」と言う文字が見えましたが、1887と言えば明治20年。古いことだけは間違いありませんが、このメーカーのレールは特に珍しいモノではないとのことですが、その再利用法は「建物の基礎」として使われておりこれはあまり例がないようです。
もう少し深い話しは同行して頂いた専門家の方の分析を待ちたいところですが、何れにしてもこの地に鉄道駅があったからこそこの古レールが発掘されたことだけは間違いなさそうです。
(注)レールは一定期間使われると安全性の理由から交換されます。またレールは良質な鉄で出来ていることから、駅の柱などに再利用されることは決して珍しいことではありません。
平成26年2月16日(日)に「あおなみ線フェスタ」と「市民鉄道サミット」が、あおなみ線潮凪(しおなぎ)車庫で開催されます。
詳しくは名古屋市役所のHP(市政情報~報道発表資料~平成25年12月分~あおなみ線フェスタの開催及びメインイベント「市民鉄道サミット」の参加募集について)でご確認いただけますが、なぜかこのイベントの情報があまり出ていないような気がします。
「あおなみ線フェスタ」は潮凪(しおなぎ)車庫の特別開放で、あおなみ線では初めての車庫イベントとなっています。
一方、「市民鉄道サミット」は鉄道を活用した都市魅力向上策について考える「講演」「市民意見発表」「討論会」というラインナップになっているのですが、このサミットの参加者は150名限定で、「名古屋駅」」から「潮凪車庫」まで特別列車に乗車し、車庫への線路を走るという貴重な体験が出来ます。締め切りは1月20日となっていますので、2月の「鉄」活の一つに加えては如何でしょうか?
今日は私の誕生日です。
ということで、私の「鉄」人生誕生のきっかけになったまずは雑誌を紹介。
「鉄道ファン」1967年(昭和42年)2月号。これが私が生まれて初めて買った鉄道雑誌で、13歳の時でした。
表紙を飾っていたキハ45形のすっきりした美しさは今も心に残っています。ただ今回、中を改めて見たのですが、当時の私の「鉄道力」では内容を理解していたとは思えず、恐らく写真を見て「凄い!」とばかりに目を輝かせていたものと思われます。
2冊の時刻表。右側は1967年(昭和42年)8月号。私が生まれて初めて買った時刻表です。当時、自分で旅行の計画を立てて、かつ実行することなどは全く考えられないので、どんな風に時刻表を“読んで”いたのでしょう?それを思い出そうにもあまりにも長い年月が流れていました。
一方、左側の時刻表は昭和29年(1954年)2月号。私が生まれた頃のもので、私の所有物ではなく借用品です。当時の国鉄名古屋駅に新幹線はないのは当然としても全ての列車が『客車』というのが時代を感じさせます。