2014年03月05日 19時59分

「第3回こども鉄道博士選手権」放送記念(2)クイズ作りの基本。

●写真はクイズに出来そうな「N700A」のバリエーションです。

2013_04_21東京&N700A_1

2013_10_17交通博~赤川鉄橋_237

あなたならどんな問題を作りますか?こうして2枚の写真を並べれば何かとアイデアは出るものです。

ところでネットで「鉄道クイズ」を検索すると一杯ヒットし、それぞれオリジナリティーあふれる問題が用意されています。また鉄道系の検定もいろいろ行われています。私は結果が出て、自分の力の無さを露呈させるのが怖く、これまで参加したことはありませんが…、気の小ささだけは人一倍です。

それはさておきクイズ番組のパターンを更に分類すると、

1)視聴者参加型:「アメリカに行きたいか!」の『アメリカ横断ウルトラクイズ』であったり、「知力・体力・時の運」の『高校生クイズ』や「ファイナルアンサー」の『クイズ$ミリオネア』など。

2)タレント参加型:「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」他。

があり、出題ジャンルに視点を変えれば歴史・地理・生物・文学・日本語といった知識を競うクイズであったり、マナーのような一般常識を扱うパターンや知識の分野に属するかもしれませんが雑学(それを超える「トリビアの泉」的な内容的のものを含む)を深掘りするクイズ番組も見受けられます。フジテレビ系で放送された『ほこ×たて』の鉄道マニアvs.鉄道会社員対決は毎回、見応えがありましたがどちらかと言えば雑学系だと思います。

その中で「こども鉄道博士選手権」の形態は視聴者参加型の『鉄道限定』知識クイズと言えます。「乗り鉄」「撮り鉄」「鉄道模型」…、鉄道趣味のジャンルはいくつかのパターンがありますが、その全分野を網羅し、鉄道の歴史、車体構造、、、、とにかく様々なバリエーションのクイズが出題されます。

ただ『ほこ×たて』ほど微に入り細に入りにすると子ども達の知識が付いていけなくなる可能性も考えられ、一方、「そんな事も知っているんだ!」という視聴者の興味を引っ張りきれなくなることも考えられ、バランスをとることの難しさを毎回感じています。ということで番組制作スタッフと毎回苦闘して問題を作っています。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!