2014年04月30日 19時22分

スイス「鉄」紀行1991(3)ルツェルン市内のトロリーバス。

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ところでルツェルン市と言えば、この橋「カペル橋」が街のランドマーク(象徴)になっており、多くの観光客が当時も訪れていました。

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この橋は屋根があることが特徴となっており、同様のものでは(私の個人的選択です)イタリアのフィレンツェにあるヴェッキオ橋(ポンテ・ヴェッキオ)や岩手県釜石市にかってあった「橋上市場」といったところが有名です。

ここで日本人の団体さんと出会い、ガイドさんから「一人旅ですか?」と聞かれ、「そうです」と答えたらツアー参加の方から「凄い!」と言われました。恐らく中年男の一人旅が珍しかったのでと思います。まああまりビジネスで行くところではありませんから。

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話しの順番が逆ですが、ここルツェルンの街の公共交通の主力はトロリーバスでした。写真はスイス国鉄のルツェルン駅前ですが、ご覧の通りの様子です。日本ではトロリーバスは鉄道の一種で、私自身も鉄道乗りつぶしの対象にしていますが、日本の都市ではこんな姿はお目にかかれません。

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車内はこんな感じで路線バスなのですが、連結部の幌が路面電車的と言えばその通りです。

 

2014年04月29日 19時16分

スイス「鉄」紀行1991(2)ルツェルンのスイス交通博物館。

1991~ヨーロッパ346 昨日も書いたようにヨーロッパに出かけたのはあくまでも会社の研修であり、そのテーマは「ヨーロッパの最新交通事情を探る」。そしてスイスではズバリ「観光鉄道」が目的だったのですが、、、ただその「観光鉄道」だけで終わるはずもなく、いろいろと見て周ってきました。

10月28日(月)、チューリッヒから最初に向かったのはルツェルンの町。スイス交通博物館があることで知られています。

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大形蒸気機関車ではありますが、何とも原始的な風貌です。手元にパンフレットがないのでここで解説できないのが残念です。

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当時、カットモデルがユニークな展示に思え写真を撮影していました。因みに、シリンダーが片側に2つづつ付いているのですが、その複雑なメカニズムを感じさせるこの機関車は日本では見かけないタイプです。山国/スイスだから生まれたものなのでしょうか?

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展示物は今も恐らくそのまま、もっとも館内の展示場所は変わっているかもしれませんが、無くなっているものは無いと思います。またジオラマは世界どこでも人気がありますが、ここではスイスの風景が表現されており、その楽しさに子供たちが喜んでいるようでした。

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また「交通博物館」だけあり、屋外にはスイス航空も航空機の展示もありました。(DC-8ぽい感じがします)

 

2014年04月28日 19時11分

スイス「鉄」紀行1991(1)チューリッヒへの道。

2013年3月14日にUPした「オーストリア」の続編で、いよいよスイス入りです。

今回はスイス「鉄」紀行1991というタイトルにしてみました。理由の一つには皆さんへの「情報」としては古すぎて参考にならないと思われたからです。では早速スタートです。

※1991年10月~11月。私はシベリア鉄道~スウェーデン~ドイツ~オーストリア~スイス~イギリスと会社の研修で回りました。その時に撮りためた写真をUPしています。

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写真はスイス国鉄「チューリッヒ中央駅」。チューリッヒには1991年(平成3年)10月27日(日)から4泊、10月31日(木)まで滞在しました。

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そのチューリッヒまでのウィーンからの移動は当然、鉄路なのですが、私の記録ノートによればほぼ満席とありました。列車はコンパートメントの相室で、途中のザルツブルクまではペルー人の家族と一緒だったとあります。大の日本好きで、「電子レンジ(パナソニック)」「冷蔵庫」「テレビ・VTR(ソニー)」「車(日産)」と日本製品に囲まれ、日本製でないのは「夫」だけと笑う陽気な奥さんの好きなテレビ番組は「おしん」でした。

2014年04月27日 20時19分

素晴らしき豆本の世界。

ゴールデンウィークと言うことで、今日は「豆本作り」のワークショップに出かけました。と言っても私は展示された作品を見せてもらっただけで実際には作っていません。

ということで今日は「豆本」の話題です。

DSC_0040豆本…と言ってもこの写真ではわかりづらいかも知れませんが、ルーペの大きさで察してください。それぞれの作品は正に小さな宇宙です。

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一冊買いました。横幅は13センチ強で縦が3センチ強です。そんなことよりタイトルが肝心ですよね。そうっ!「せんろはつづくよ…」。

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東海道新幹線の東京から新大阪までが、わずか27センチ弱の世界に描かれています。他のページも心がほっこりします。

描かれたのは京都在住の画家/殿村栄一さん。

興味を持たれた方は、Facebook『画房 草々庵』のメッセージで連絡してください。

余談ですが、、、殿村さんの豆本で「鉄道」ものは現時点ではこれ1点です。

※このページは殿村さんの了解を得て掲載しています。

2014年04月26日 21時58分

コンビニのコピー機、恐るべし。

2014_04_22スキャン・名古屋市電 リサイズ

先週の水曜日(4月16日)にUPした「名古屋市電のサヨナラ電車時刻表」の後日談。その時は時刻表の全体像がUPできませんでしたが…。

私が知らなかっただけかもしれないのですが、コンビニのコピー機の機能が進化しており、何とスキャンしてUSBメモリーに保存できるようになっていました。(驚)
たまたま名古屋レール・アーカイブスの展示会用参考資料としてこの時刻表(B4サイズ)をカラーコピーしようとして見つけたもので、早速400dpiでスキャンしました、お代は30円也。家ではA4が限界なのですがコンビニはA3対応。これからは重宝しそうです。

ところでこの資料は昭和49年3月31日の名古屋市電・サヨナラ電車の時刻表(青焼き)というところまでは先日書いた通りなのですが、名古屋レール・アーカイブスの名古屋市電に精通している会員さんにこの資料について聞いたのですが初見とのことで、市電の最後の最後を記した貴重な資料ということがわかりました。思わぬ展開に驚いています。

2014年04月25日 21時00分

祝!!50周年!記念券で見る東海道新幹線(6)もう一つのネクタイピン。

実はもう一つネクタイピンを持っています。

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こちらは4センチ強で、昭和の時代にあっては小ぶりな方だと思います。もっともコレクションとしてはOKですが背広の打ち合わせ部からこれを見せる勇気はありませんでした。昨日の開業記念版の方がまだしもだった記憶です。因みにこのネクタイピンも頂きものです。

 

(番外編)

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こちらも結構なレア商品。今時、チェリーと言うタバコがあったことさえ知らない人も多いと思いますが、昭和の時代には鉄道系の記念タバコもありました。これは山陽新幹線岡山開業記念パッケージで昭和47年(1972年)の製造です。「このタバコと引き換えに名古屋から『つばめ』がいなくなりました。」と書いて、どれほどの人が分かるでしょうか?どうでも良い話しですが、大学受験に向かう際に名古屋から往路特急「つばめ」、復路急行「玄海」という列車に乗っています。名古屋~岡山間が廃止となる電車に乗ったからでしょうか、その後浪人する羽目になってしまいました。でもものは考えようで、現役で志望校に受かっていたらきっとこのブログは書いていないわけですし、そもそも超貴重なこれらの品々を頂戴する栄誉に浴することもなかったでしょう。めでたしめでたし。(←親には迷惑をかけたと思っているので、この表現は撤回します)

2014年04月24日 20時52分

祝!!50周年!記念券で見る東海道新幹線(5)ネクタイピン。

中京テレビの大先輩が退職されるときに私に託されたネクタイピン。

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元新聞記者だったその方は、東海道新幹線開業時に国鉄の記者クラブにおられ、その縁でこの記念ネクタイピンをもらったそうです。

最近、ネクタイピンを付けている方を見かけなくなりましたが、これを頂いた昭和50年代はまだまだネクタイピンの全盛時代でした。でもあまりにも勿体なくてこれまでに使ったことは1~2度程度です。

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大きさは1センチ強の可愛らしさですが、0系新幹線が「0系」たる団子鼻が真珠だなんて信じられないほどチャーミングです。(今風に言えば「素敵過ぎます」ということになるのですが、日本語的に如何な表現はこのデザインに敬意を表して使いません)

私の宝物ランキングで文句なしの1位がこれです。

2014年04月23日 19時42分

祝!!50周年!記念券で見る東海道新幹線(4)100系デビュー。

100系記念入場券(表)

昭和60年(1985年)に登場した100系新幹線。

国鉄の最後を飾るといっても過言ではない新鮮な登場でした。

100系記念入場券(裏)

「JNR」の文字がまぶしいです。

2014年04月22日 19時37分

祝!!50周年!記念券で見る東海道新幹線(3)開業20周年。

開業20周年記念入場券(表) - コピー (2)

同じく昭和59年(1984年)10月発行の「東海道新幹線開業20周年記念入場券」。

開業20周年記念入場券(裏)

それにしても実に気合の入った記念入場券です。最近、記念券が発売されてもあまり買うことが無くなったので、余計にこの内容の充実度には感心します。開業20周年記念入場券(20年の歩み)

特にこの「新幹線、20年の歩み」は時代の流れで選ばれた「5つ子誕生」が当時、どれほどの出来事かが分かって思わず笑ってしまいました。開業20周年記念入場券(表) - コピー

開業20周年記念入場券(表)

東海道新幹線各駅でこのような記念券が発売されたであろう事は容易に察しがつきますが、私の手元にあるのはこの「名古屋駅」のみです。

 

2014年04月21日 19時34分

祝!!50周年!記念券で見る東海道新幹線(2)20億人達成。

 

新幹線20億人

 

今日は、昭和59年(1984年)4月発行の「東海道・山陽新幹線20億人達成記念」絵はがき。

当時、立体ホログラムは時代の最先端を行く技術と言う覚えがあります。

それにしても20年で20億人ということは日本人がほぼ1日に1回は乗っている計算となります。この頃、私は番組制作の部署でディレクターをしており、東京に出か掛けることもしばしばで20億人達成には少なからず貢献していました。(大袈裟過ぎますね…)



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!