2014年04月02日 20時35分

ぎふローカル鉄道博覧会/養老鉄道番外編。

養老鉄道の最後のおまけ。

2014_03_22養老鉄道_12

いろいろと車両を撮影している間に気がついた(遅い!と一人突っ込み)のですが、ヘッドマークの「養老鉄道でお出かけ」は共通なのですが、その下の部分が沿線市町の観光案内になっていました。

2014_03_22養老鉄道_82

地味ですが、大切な工夫ですね。

ところで今回の運転・車掌体験の参加費は1万円。高いか安いかと言えば安くはありません。しかし、16名の定員ですから養老鉄道の収入は16万円。そこから人件費を計算し、とかやっていくと決っして儲かるイベントではないと思われます。それでもやるのは「それでも」収入になるからでしょう。また今回のイベントでも関東・関西からの参加者もおられ、それは車掌体験の時に、京王線や阪急線の芸の細かい車内放送をされている方がいたことでも明らかになりました。(笑)そう考えると一番儲かったのはJRかもしれません。そんな冗談はともかく、まずは養老鉄道に目を向けてもらえることが一番の成果かもしれません。ただ100メートル×2回の体験でリピーターを増やすには相当な工夫を強いられると思いました。スタッフの今後の頑張りにも期待したいところです。

さて私の「ぎふローカル鉄道博覧会」はこうして幕を閉じたのですが、全国的な知名度が低いのか思ったより全体の盛り上がりを感じませんでした。もっとも「鉄」向けイベントだけではありませんが養老鉄道の運転体験も私が参加した土曜日はキャンセルが出たこともあり、競争率はほぼ1倍と聞きました。また非「鉄」のイベントの参加者がどれほどかは分かっていませんが、岐阜県のローカル私鉄を“利用する”ことにもっと注目が集まることを願っています。

    

    ADVERTISEMENT

    電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
    稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

    カレンダー

    2014年4月
    « 3月   5月 »
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    27282930  

    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!