1971年(昭和46年)1月31日、名古屋の目抜き通りである広小路通りから市電が消えました。

車に埋もれるように電車に掲げられた横断幕が、一抹のわびしさを感じさせます。

電車の通行帯にお巡りさんがいることから、市民の安全のために動員されていたものと推察されます。

安全地帯にあふれる人たちが、いつもの利用者かそれとも名残乗車かは今では知る由もありませんが、なぜか行きかう車にも時代を感じるのは私だけではないでしょう。

今日の最後の写真は納屋橋界隈。この風景が今どうなっているか定点観測をしてみたいという気持ちはありますが、40年以上も経っているとはとても思えない自分が不思議です。